2002/11/24
ブルーレイディスクの話2
続きです。
まずはDVD−RAMから。これはDVDフォーラムで制定された規格で、大きな特徴としてはDVD−ROMドライブでは読めないというのがあります。つまり、基本的にDVD−RAMはDVD−RAMドライブでしか読めないと考えて構いません(ただし、一部のDVR−RドライブはDVD−RAMドライブの読み書きに対応している)。よって、DVDビデオを作成して配布する用途には向きませんがリライト可能なメディアの中では、もっとも価格が安いという特徴があり、また、ハードウェアの仕組みも楽なためハード面での価格のアドバンテージもあります(最近はそうでもない)。それから、もともとビデオを再生するための仕様ではないため、ファイナライズ(CD−ROMにもあったが、ある一定未満のデータしか無かった場合にはダミーのデータ・・・DVDの場合は1G・・・を書くこと。時間のロスに繋がる)も不要です。よって、HDD内の大量なデータをバックアップしたいなんて目的に使用するのが一番のドライブです。とにかく両面で9.4G(これは基本的にはどの規格でも変わらないが)という容量はかなり魅力的です。私が持っているのも、このタイプのドライブです。このDVD−RAM規格は日本ビクターやサムソンといった会社が推奨しています。さて、DVDフォーラムはDVDビデオを作成できる規格としては、DVD−R/RW規格だけを採用しています。この規格のうちDVD−Rはワンライトオンリーの規格(CD−Rのようなもの)で、DVD−RWはリライト可能な規格(CD−RWのようなもの)です(これはDVD+R/RWも同じ)。この規格の一番の特色は市販のDVDプレイヤでも再生可能なDVDビデオを作成することができる点です。実際、よほどのことが無い限りは、ほとんどのプレイヤでの再生が可能です。よって、DVDビデオを作成して配布するのに適した規格と言えます。この規格はNEC、ケンウッド、SANYO、ソニー、東芝、パイオニア、日立、松下電器といった企業が推奨しています。
続きます。


 

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