2002/11/23
ブルーレイディスクの話1
DVDに代わる新しい記録媒体として、ブルーレイディスクというものが制定され、注目を浴びているようです。
あまり実態が掴みきれていない(後述するが、細かい仕様などを一切非公開にしているせいだが)ブルーレイディスクですが、その最大の特徴はDVDやCDと同じ大きさにも関わらず、書き込み可能なデータ量が片面で27GB!という大容量にあります(それ以外にもデータ転送速度が36Mbpsというのもあるが・・・)。で、発売時期ですが、当分先のようです。おそらくDVDと同じように読み込み専用のものが発売され、その後読み書き可能なものが発売されるのではないかと思います。さて、このブルーレイディスクですが、DVDの時の失敗を犯さないようにということで、9社の共同規格、「事実上の」世界統一規格であるとされています。この「事実上の」というのが非常に引っかかるわけですが、これについては後で説明することとして、まずは、DVDの失敗というものについて説明しましょう。DVDは登場する前の段階では、2つの規格が存在していました。それがSD規格とMMCD規格です。SD規格は東芝が中心となって制定した規格で、MMCD規格はソニーとフィリップスのCD連合が制定した規格でした。この2つのドラフト案に対して、結局はハリウッドを中心とした映画業界の圧力もあって、SD規格が採用されます。「あの」ソニーが折れたのです。そのため、ビデオテープのように複数仕様が存在するというような混乱が起こらずに済みました。ここまではDVDの良かった点ですが、この遺恨(ソニーは特許レベルで膨大な金額の利益を失ったらしい)が後に発売される書き込み可能DVDの仕様で発生します。私も完璧には把握していないのですが、書き込み可能なDVDの仕様としてはDVD−RAM系とDVD−R/RW系、DVD+R/RW系の3系統に分かれたのです。とりあえず覚えられるものなら覚えてみやがれ的な違いを記述していきます。
続きます。
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