2001/04/02
噂の話
えーと、昨日のテーブルトークは名前をさかさまから読めばわかるとおり、嘘です。信じて他人に話したりしないでくださいね。
世の中には色々な噂が飛び交っています。特にネットワークになるとその情報が果たして本当なのか、それとも完全な嘘なのかというのが容易にはわかりません。うっかり嘘の情報をばらまいてしまうと、後で収集がつかなくなるのはよくあることです。最近だと、行方不明になった子供云々について私も書きましたが、ああいう噂というか不確かな情報というのはあっという間に広がり、あっという間に手出しできなくなります。以前にある銀行が倒産するかも知れない、という噂が預金の引き出しを呼び、本当に銀行を倒産寸前まで追い込んだということもありました。その時の噂の出所は高校生の噂話でした。あれは町レベルで済みましたが、今はもっと噂の速度は速く、あっという間に日本どころか世界レベルまで広がります。そのため、ネットワークで情報を発信する際には特に気をつけないととんでもないことを引き起こします。でも、そのことを理解している人はどのくらいいるのでしょうか。こう書いている私自身、把握していないかも知れません。なにせクラックされたと書いた次の日にはその話があちこちに書かれていて、その後、本当の理由が判明したため火消しに回ったのですが、思わぬところに飛び火していて事態を収拾するのに物凄い労力が必要でした。何かを書く場合には細心の注意を払っても払いきれないという恐ろしい世界がここにはあります。こうなると私もなんらかの用意をせざるを得ず、このテーブルトークも過去のテーブルトークのトップに書かれているように「事実と異なる点があるかも知れない」などという情けないことを書かなければならなくなりました。
ネットワーク上の情報が噂かも知れない、本当のところは自分で調べてみないとわからない、ということを全員が理解していれば、こんな情けない注を入れる必要はないのですが、それは高望みなんでしょうかね。


 

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