2001/01/28
長族と次族の話
世の中には二種類の人がいる。なんて出だしで始めるといい加減な二元論(たとえば「成功するかそうでないか」などという、当たり前だろ、と突っ込みたくなるような論)じゃないかと疑われそうですが、今回はちょっとだけ真面目な話。
私が長年、サンプルを拾って研究に研究を重ね、というほどのものではありませんが、世の中には二種類の人がいます。長族と次族です。長族というのは長女や長男のうち、最初に生まれたほうで、次族というのはそれ以外の人です。長族と次族は外見はもちろん同じなのですが、考え方などで明らかに異なるところがあります。長族というのは生まれたときに周りにライバルがありませんし自分よりも強いものがいません。ですから世界は自分が中心に回っている、という思考をしがちです。次族は生まれたときに自分よりも強いものがいますから、そういう思考ができません。具体的な例を挙げてみましょう。たとえば誰かからプレゼントをもらったとします。次族はそのプレゼントを自分が欲しいかどうかではなく、相手がどのくらい大変な思いをして手に入れたかに重点を置き、たとえ自分が気に入らなくてもそれを大事にしようと考えます。つまり周りが中心の考え方です。長族は違います。長族は相手の苦労とは関係なく、あくまで自分が欲しかったかどうかで判断します。つまり自分中心の考え方です。長族は注目されることを苦としませんし、逆に注目されようとしますが、次族は注目されると苦痛ですし、注目されようとはしません。長族は攻撃的な性格をしており、次族は防御的な性格をしています。もちろん、これは傾向であり常に完璧とは言えませんが、少なくとも私は長族の例外というのはあまり見たことがありません。ですから相手が長族であるかはだいたいわかります。そして、長族と次族はほとんどの場合、相手の思考を理解できません。
ちなみに私は末っ子で本来は次族に入るはずなのですが、上の二人と年齢が離れていたこと、長男であることから次族の例外で長族的思考をするようです。そして、どちらの思考も理解できたりします。


 

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