2000/11/18
ボードリーダの話2
昨日の続きです。何度も書きますが法治主義者としては法がないことによって私自身が暴走する可能性があります。しかしルール(法)の制定には失敗しました。
私が次に打った手はボードリーダとしてではなく会員として書くために会員としての発言とボードリーダとしての発言でハンドル名を変更するというものでした。これは成功するように見えたのですが、結局、私がハンドルを変えても、またそのことを告知しても会員はそれを区別してはくれませんでした。あくまで個人レベルで書いたことがボードリーダとして書いたこと、そしてフォーラム全体の意志として書いたこととして取られていきました。この時点で私の自由な発言は事実上不可能なものとなり、ある程度の自制のもとに書かざるを得なくなっていきました。かといってボードリーダを降りて普通の会員に戻ったとしても今までの流れから元ボードリーダとしての発言とみなされることは明白であり、決して普通の会員とはみなされず、常にバイアスがかかっている状態になることも明らかでした。私が書いていいことの基準がない以上、書きたいことが書けず、当たり障りのないことしか書けない。このどうしようもないジレンマの中でもがいた挙げ句、私の書き込みは段々とその質も量も低下していきます。そのことを誰よりも自覚していたのは私自身でした。その最中にある事件が発生します。私のプライバシーが第三者によって書かれてしまうということが起こったのです。このときに私が取った措置と管理者の取った措置とに微妙な食い違いがありました。既に有名無実となっていましたが私が最初にした約束、ボードリーダになったとしても私自身が自由に発言できることに抵触するような対応を迫られたのです。私は自分がボードリーダおよびスタッフを続けるのが不可能であると判断しました。私はボードリーダを降り、フォーラムも去りました。
私としては貴重な経験をさせてもらいましたし、そのときに築いた人脈はいまだに私に色々と指摘してくれます。そういうわけでそのフォーラムに恨みつらみなど何もありませんので、誤解なきよう。


 

Topへ