2000/11/17
ボードリーダの話1
私はNiftyのさるフォーラムのボードリーダ(≒スタッフ)をしていたことがあります。数年務めたのちにボードリーダを降り、その後、そのフォーラム自体から抜けました。この行動に不可解さを覚えた方もおられると思います。そろそろ時効なので書いてもいいでしょう。とはいえ、私は秘匿すべきだと思われることに関しては一切書きません。もちろん秘匿義務があるわけでも、課せられたわけでもありません。私の信用の問題です。
そもそも私がボードリーダに就任したのは当時私がメインで活躍していたあるフォーラム(今月で閉鎖し別フォーラムと合併しました)の管理者がそのフォーラムの元の副管理者を私に直接紹介したのがきっかけでした。紹介後、半年ほど経ってからひょっこりとくだんのフォーラムに立ち寄った私はほんの数ヶ月もするうちにボードリーダの話を持ち出され、Nifty通信費軽減(どのくらい軽減されたかは秘密)という美味しい餌にうっかり釣られて承諾しました。私はこのとき、あることをフォーラムの管理者に約束させました。それは私がボードリーダになったとしても私自身が自由に発言できるような環境を作ることでした。ボードリーダとなった以上、その発言には責任が伴います。私が個人として発言したことがフォーラム全体の意志とされてしまうのは本意ではありませんし、私自身がボードリーダとなることで自分の発言に枷をかけたくなかったのです。しかし、結局は自分自身に枷をかける必要があるのを感じました。私は法治主義です。よって自らがその責任範囲を逸脱しないように、またそれを逸脱したときに第三者によって指摘できるように私は最初にローカルルールというのを作成しました。これは当時は書くことができませんでしたが、実はこのローカルルールは会員の発言を制限するためのものではなく、私の発言を制限するためのものだったのです。しかし、このローカルルールは会員の発言を制限するものと誤解され、結局機能することができませんでした。
明日に続きます。


 

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