2000/11/19
邦人さえ死ななきゃの話
オーストリアで発生したケーブルカーの事故ですが、邦人は10人ほど絶望なようですね。その前のシンガポール飛行機事故も邦人が1人死亡しています。私はこの手の事故のニュースでテレビを見ると、ときどきとんでもない発言に出くわします。その結果、ある結論に到達しました。日本人は邦人さえ死ななければ何十人、何百人、いや何千人と人が死んでも構わないのですが、邦人が一人でも死ねば大事件として取り上げるようです。
実際に聞いたニュースから拾ってみましょうか。航空機事故で数百人が死に、生存者なしのときには「幸いなことに日本人乗客はありませんでした」コメンテータはこれに対して「よかったですね」。外国人が数百人死のうと日本人が一人も死ななければ幸いなのです。これは日本国内であろうと沖縄のような場所に対しても行われます。沖縄は本来は琉球王国であり、日本の植民地にされた長い歴史があります。沖縄を台風が直撃して被害が出ている最中に行われた天気予報では「大型で強い台風第xx号は日本には通過しません」。元々日本人が住んでいなかった沖縄は日本ではないのです。もちろん、中国を台風が通過して甚大な被害をもたらしても日本を通過しなければ「よかった」「幸いなこと」であり、逆にちょっとした台風であっても日本をかすめるなら「厳重な注意が必要」で「心配」なのです。この単一民族というか島国根性はいつか日本を滅ぼします。遺伝子学的に言うなら雑種交配は必ず必要なことであり、同種族による連続交配は奇形を産みやすくします。法律によって三親等内での結婚が認められないのもそこに理由があります。日本人は歴史的に見れば上記の琉球王国だけでなく、いわゆるアイヌ民族など、多数の民族の交配によって誕生した種族です。雑多な血が混じっていたからこそ個性が誕生し、個性が才能を作ったのです。いつまでも日本人を特別視する体質は、異種族交流を妨げ、事実上の鎖国状態を引き起こし、これは百害あって一利なし、です。
そういう私にも100%日本人の血が流れているのですが・・・。


 

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