2000/10/14
資格の話
世の中には色々な資格があります。例えば私が保有している資格で、さらに情報処理関係に絞ったとしても第二種情報処理や初級システムアドミニストレータのような国家資格から始まってSunのJAVAプログラマやオラクルマスターの資格など、多岐に渡っています。そしてこれらの資格の問題はこの資格を持っているからと言って優秀なプログラマやエンジニアとはならない、むしろ資格をたくさん持っているプログラマほど実戦力には疑問が残るということです。にも関わらず資格を取ることを推奨する企業は多いのですがそれは何故でしょうか。
実のところ、私も第二種情報処理を取るまで資格をなめていました。だってこの資格、受けてみればわかりますが実践的じゃないんですから。こんなものを取るために勉強する時間があったらその分オブジェクト指向設計論を学んだほうが遥かに実践的です。でも、実際に仕事を取るときにはこんな資格でも役に立つのです。一般の企業はそのシステム開発系の会社がどの程度の実力を持っているか知りません。ですから例えばJAVAのプログラムを頼もうとしたときにはJAVAの資格を保有しているプログラマが何人いる、というのを指標にします。そしてその資格を持つ人間を開発に回すことで単価コストを上げることができるのです。つまり資格を保有していると内部や他のシステム開発系の会社ではなんら評価されませんが取引先の実状を知らない会社を騙すのには非常に良いのです。そういうわけで、資格というのはかなり大事です。転職の際にも資格があるのと無いのとではかなり違うと聞きます。私は特に転職を希望していませんが何せ社内一不良社員ですからいつ何時首を切られてもおかしくありません。そのためにも資格を取っておくのです。
ま、まれにですが自分がマイクロソフトの資格を保有していることを自慢げに掲げて、自分の作ったVBスクリプトがいかに優れているかをとうとうと語る困った人もいたりしてこっちが迷惑を被ることもあるんですけどね。そのスクリプトは私にセキュリティホール衝かれて3分で落とされましたけど。


 

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