2000/08/21
暗記の話
昨日書いたネタに通じますが、私は漢字の書き順のような理由無き暗記物は限りなく苦手です。暗記物でも歴史は比較的得意なんです。歴史には何らかの原因があり、その原因に対して結果があります。つまり理屈でわかることなのです。倫理政経なんてのも得意ですね。あれにも理由がありますから(それ以前に倫理政経の場合、倫理は良いことが書いてあったら、政経は悪いことが書いてあったら、それを選択すれば70点は取れるという法則を見つけましたけど)。逆にまったく同じ社会に括られているにも関わらず、地理は苦手です。地理にはほとんど理由がないからです。
以前にも書きましたが、私は幼少の頃をアメリカで暮らしています。そのため日本の地理というものをほとんど知りませんでした。小学校四年のときに日本の白地図を埋める、という問題が出たんですね。私はそのときクラスで唯一、東京の位置が書けませんでした。今でも関東はまだなんとかなりますが(それでも茨城と群馬の位置を間違えることがある)、それ以外はからっきしです(特に九州は鹿児島と福岡くらいしかわかりません)。東京都に住んでいると二十三区の白地図、という恐ろしいものを埋めさせられるのですが、私にわかるのは端っこにある杉並とその北にある練馬、東にある中野くらいです(杉並区に住んでましたから)。同じ理由で化学も苦手です。本当はかなり得意な学科だったのですが、炎色反応という暗記物(本当はこれにも理屈があるんですが、難解なせいか教えてもらえません)のせいで挫折しました。逆に苦手だった物理(高校一年での期末テストが5点!)が理屈がわかってからは得意科目になったくらいです。
そんな私でも覚えられることもあります。BASICを覚えるときは単語ではなくアルファベットで覚えましたし、コンピュータ関係のことは何故か理由なき暗記であっても覚えられます。この違いはなんなんでしょうか。実は私が覚えられることというのは自分で試行錯誤したり調べたことだけなんです。やはり人間、努力が必要なようです。
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