2000/08/19
恐怖のネタ電話の話
あおい氏とは最近電話以外の連絡方法がなくなっていますが、氏のかけてくる電話に「恐怖のネタ」電話というのがあります。これは恐ろしく頭を使う遊びです。私の経験ではあおい氏以外の人とやって3分以上続いた試しがありません。ルールはすごく簡単です。相手のネタに対して突っ込みを入れたり聞き返したり笑ったりしてはいけない、というのと既に振った(振られた)ネタと重なるようなネタを振ってはならない、というのと、相手のネタが終わってから10秒以内にネタを返さなければならないという三点しかありません。ネタは本当にネタでも構わないですし、タイトルだけでも構いません。具体的に説明しましょう。
例えばあおい氏のネタ「今日の味噌汁は青かった」に対して、「私の味噌汁は紫だった(返答になっている)」「蟹味噌は実は脳みそではない(味噌連想)」「明日の天気は浅田雨(今日と明日で重なる)」というようなネタを振るのは負けですし、「何で青いの?」と聞くのも負けです。まったく別のネタ、例えば「煙草はアルツハイマーの特効薬」というネタを振らなければなりません。ネタが重なるというのは過去に溯って適応されますから、これに対するあおい氏のネタ「カンガルーが現地の言葉でわからないの意味、は嘘」に対しても「動物」「言葉の意味」「嘘」は当然として、「今日」「味噌」「汁」「青」「煙草」「病気」「薬」に関わる言葉も使えません。とりあえず「ナイフで丸い鉛筆を削るには六角形の鉛筆を削るよりも二倍のエネルギーがかかる」というネタでも返しておきましょう。「隣の囲いに壁ができたんだってね、ブロック」。あう。判定は自己申告もしくは相手の指摘(これだけは突っ込みにはカウントしない)で行われます。
もともとはチャットで始まったこの「恐怖のネタ」電話ですが、皆さんも誰かとやってみてください。たぶん一分くらいで頭が痛くなると思います。ちなみに、あおい氏との対戦記録では今のところ私の圧敗です。いつかネタを貯めて盛り返してやろうと思っています。
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