2000/04/04
キーボードの話
プログラマを見分ける方法としてコップを持ったときの手つきを見ろ、という冗談があります。その心は「小指が立っているのがプログラマ」。プログラマがキーボードを打つときって小指を浮かしているので、コップを持ったときに小指が立ってしまうんです。ちゃんとベースポジションを守っている場合、小指がAキーと;キーの上にあるのでそういうことは起こらないのですが、プログラミングの場合、CTRLキーや半角/全角キーなんかを多用するのでホームベースだと逆に打ちにくいんです。とくにテンキーボード付きのキーボードを使っているとベースポジションががたがたに崩れます。むしろ小指を上げてベースポジションにこだわらずに打ったほうが早かったりするんですね。結果としてコップを持つときも小指が立っているプログラマが出来上がります。ちなみに私のタイピング速度は平均で漢字かな混じりの普通の文章を10分間に1000字以上です。ローマ字入力なので実際のキー回数は2500回以上の計算になりますね。
DIYをすると予算が無尽蔵にあるわけではありませんので、どうしても削られる部分があります。その中でも削って問題なさそうに見えるのがキーボード。高いのはそれこそ10000円だけれど、安いのなら1000円しませんし、マウスが主体ならキーボードなんて安いものでいいですから。そう思ってここで手を抜くと痛い目に遭います。一見作業効率はCPUの速度とかメモリの量とかHDDの量とかで決まりそうですが、実は一番影響を与えるのはキーボードなのではないかと思っています。恥ずかしい話ですが、私は安物の700円くらいのキーボードを使っていたのですが、この前、ちょっと良いキーボード(と言っても5000円くらい)に変えたのです。もう、全然違いますね。作業時間が大幅に短縮しました。どのくらい変わったかというと、キーボードを打つのが辛くないんです。前は妙に肩が凝ったりしてすぐに休憩したりしていたのですが、最近は肩も凝りませんし、休憩時間も短くなりました。肩凝りがひどい人はキーボードを替えてみるのも手かもしれません。逆説的にパソコンに一日中座っている人をパソコンから引き離すにはキーボードを安物に変えるってのも効果があるかも知れませんね。
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