2002/10/05
新しいバナー広告の話
10月3日から私のサイトのトップページの上に、広告バナーが付きました。これはXXXXXXX(追記参照)という会社の広告バナーです。
なぜ突然このようなバナー広告を貼ったかですが、この広告バナー会社が極めて面白かったためです。何が面白いって、あのバナーを何十回、何百回クリックしても、私には一銭も入ってこないシステムになっていることです。なんだそりゃ、と思うかも知れませんが、本当です。実は今回のバナーはクリックすることで各種ボランティア団体に募金するというボランティアチャリティバナーなのです。前に私は偽善事業に支払う金は無いと言っていた(2000/08/17のテーブルトーク「募金の話」参照)のに何故こんなことをしでかしたのでしょうか。もちろん理由があります。この会社のシステムはスポンサーがお金を払い、そのお金はバナーのクリックによって発生し、というところまでは通常のペイパークリック会社と同じです。しかし、支払い先がボランティア団体で、クリックされたサイトではないのです。つまり、バナーを貼ったサイトには、利益がありません(一応、ボランティア参加サイトとして紹介されるとか、クリック数が多いサイトにはプレゼントキャンペーン中とかあるが、事実上無いようなものだ)。よって、善意のみがパートナーサイトを取得する方法なのです。その潔さが妙に気に入ったのです。そういうわけで私のサイトからトップのバナーをクリックすると、そのうちの2割がボランティア団体に入ります。残りの8割はどこに消えるのでしょうか。この点について私も初めて知ったのですが、実は高額な募金を行うと日本では多大な税金を徴収されます。その割合はなんと40.87%!4割以上が税金として持っていかれてしまうのです(寄付金に高額の税金をかけるのは、どの国でも同じなようだ。まあ、確かに税金逃れのために利益を寄付されたら国としての収入が激減しちゃうからなぁ)。よって残りの4割のうち3割が経費で、1割がこの会社の収益になります。
トップページが重くなったかも知れませんが、ご勘弁を。
2002/10/17追記
バナー会社のサーバ管理が極めて問題であり、弊サイトがまともに表示されない状態が続いたため、脱会した。よって、社名を伏せた。
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