2002/05/27
アクセス数至上主義の話1
アクセス数至上主義というのがあります。これは、自分のサイトに対して一日あたりどのくらいのアクセスがあったかを上げるのを目的とするものです。
このアクセス数至上主義というのは一般には好まれません。なぜなら、アクセス数至上主義者達はアクセス数を上げるために何故かよその板で宣伝活動を行い、その宣伝行為がいわゆる「うざい」行為になりがちだからです。私もアクセス数至上主義に対してはあまり好ましくは思っていませんが、アクセス数を上げようとすること自体は全面的に否定するわけでもありません。むしろ、アクセス数向上は結構なことだと思っています。そもそも何故WebPageを作成するのでしょうか。WebPageを作成する理由は色々あると思いますが、突き詰めてみれば、自分の発言やコンテンツを他人に見てもらいたい、それもできるだけたくさんの人に見てもらいたいからではないでしょうか。そうでなければ、紙に書いて配るとか、同人誌を作るとか、メーリングリストを使うような閉じられた世界を用いればよいでしょう。わざわざ(最近は掲示板スクリプトが充実したこともあってそれほどでもないが)インタラクティブになりにくいWebSiteを持つ必要はありません。では、たくさんの人に見てもらうためにはどうすればいいのでしょうか。そのためには、まずアクセスしてもらわなければならないわけです。アクセスしてもらって、相手が気に入ってくれれば、それはリターナとなります。アクセス数が上がるというのは、自分の作成したWebPageをたくさんの人に見てもらった証拠であると共に、リターナが増えたということの証拠でもあります。つまり、アクセス数の向上というのは自分のコンテンツがメインにあり、そのコンテンツを見てもらうという目的のための手段として存在するべきものであり、アクセス数向上のためにコンテンツがあるというのは、動機としては不純ですし、目的と手段が逆になっている状態と考えられます。そしてアクセス至上主義はその状態です。
続きます。
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