2002/02/14
ノートン嫌いの話
ノートンというメーカがあります。アンチウィルスソフトを含め、数々の優れたソフトを出している会社ですが、私は好きではありません。色々と因縁があるからです。
そもそも、私が初めて携わった業務アプリケーションがあるのですが、このアプリケーションはドライバ関係のプログラムが複雑に組みこまれていました。これは汎用性を高めるためだったのですが、ノートン先生のアンチウィルスソフトは、このアプリケーションを未知のウィルスとして削除してくれました。それ以来、ノートンの「優秀過ぎる」アンチウィルスソフトとの戦いが続くことになります。例えば、私が所属している会社の系列会社が作成したISA形式のネットワークカードのドライバ設定ユーティリティも、ノートン先生はウィルスと断定してくれました。私が所属している会社がパッケージ化して販売しているアプリケーションもまた、ノートン先生によってウィルス扱いされました。どうも、ウィンドウ標準で出来る機能以外の機能を少しでも使うと、ノートン先生はウィルスとみなしてくれるようです(特にドライバやサービス系)。これだけではありません。先月、私が異常に忙しかったのも、実はノートン先生のおかげでした。ノートン先生のアンチウィルスソフトでオンラインスキャン状態にしていると、私の作成したアプリケーションと何らかのバッティングを起こして落ちるのです。対策としてマカフィーのアンチウィルスソフトに変えて下さい、と言ってしまいましたよ。このように、ノートン先生による攻撃には閉口させられていたのですが、このたび、さらに私の楽しみを奪うべく、ノートン先生が作られたソフトがあります。パーソナルファイヤウォール製品です。この製品を使われると、リファラにはどこから来たのかの履歴の代わりに「漏れが防いでるよん(Blocked by Norton)」という、人を小馬鹿にしたメッセージを残してくれます。
もちろん、以前に書いたとおり、リファラを残すか、残さないかはユーザが決めるべきというのは知っています。しかし、実際にやられると嫌なものです。
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