2001/12/24
コンビニ観察の話
行き付けのお店というのはありますか?そこに行くと店員に顔も覚えられていて、黙っていても買うものを出してくれるようなお店。ちょっと変わった例だと思いますが、私の会社の近くのコンビニがそういう行き付けの店になりつつあります。そもそも会社に行く前に朝食と昼食を買うのに最適だったという理由で使っていたコンビニですが、さすがに五年も通い続ければいつの時間に誰がいて、どういう人の入れ替わりがあったかまでわかるようになりますし、向こうは向こうで、毎日のように決まった時間に買いに来る客ですから、これまた覚えやすいわけです。そんなわけで、今回はそのコンビニ観察の話。
一番最初に私の担当(?)になった人は若い兄ちゃんで、彼は全ての擬音を口にするというかなり変わった癖を持っていました。たとえばバーコードを通すときは「ぴっ」、カードをレジに通す(私はそのコンビニの支払いは全てDCカードを使っている)ときは「すーっ」、レシートが出るときは「がーがー」という具合です。あまりに面白いので、その店員が居るときは必ずそのレジにわざわざ並んでいました。次に担当になったのは「チーフ」という名札をつけたちょっと貫禄のある若い女性で、その人は何せあらゆることが手早く、他の店員の倍以上の速度でレジをこなします。そしてよくつんのめるという特徴がありました。肉まんを取りに行けばつんのめり、煙草を取りに行けばつんのめるという具合に。その次の担当は今の担当なのですが、ちょっと痩せ気味の女性で、この人はいつ行ってもいるので一体どういうシフトなのか興味があります。あらゆることをそつ無くこなしはするのですが、先走りすぎて、頼んでいない品を取りに行こうとしたりする点が問題かもしれません。この人とはよく会話します。朝シフトではそれ以外にもう一人、チーフによく似た女性がいて、その人はかなり変な人です。どう変かは説明できないのですが、数々のエピソードを持ち、たとえば朝に行って「いらっしゃいませこんばんは」と言われたり(私はもちろん「おはようございます」と答えた)したことがあります。
たかがコンビニ、されどコンビニ。客商売だけに通えばそれなりに味があります。
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