2001/06/11
新人研修の話2
昨日の続きです。
今の研修ではfindfirstを使う問題を解かせたりしています。そんなのはめったに使うことの無い式をただ暗記させているだけに過ぎません。findfirstの使い方なんぞ知らなくても良い(実際、私はfindfirstの使い方を知りません。使う必要があったら使い方を調べて、使い終わったら忘れてしまいます。他に覚えなければならないことは山ほどあります)から、仕様書から外部設計と内部設計を起こせるだけの能力を新人のうちに叩きこんでおくべきです。それを今やらなくていつやらせるつもりなんでしょう。うちのC言語研修はまったく何を考えているのかわかりません。もちろん、業務でC言語を使うことは、今はありません。構造化設計自体時代遅れの産物で、私すらそんなものは使わず、主にオブジェクト指向方法論とオブジェクト指向言語(C++やJAVA)を使いますが、それでも構造化設計手法を知っているのと知らないのとでは雲泥の差です。これは昨日書いたとおり基礎中の基礎で、数学で言えば四則演算にあたることだからです。今すぐ研修内容を見直し、プログラミングテクニックを教えるのを辞めて構造化設計手法や要求仕様から漏れなく外部設計を作成する手法を教えるべきです。こんなことを私が上申しても途中でもみ消されてしまうことはわかっています。割と仲の良い技術推進部の上層を通せば話は通るかもしれませんが、これをやると開発区に恨みを買って何かと嫌がらせを受けるでしょうし(私は去年それに近いことをやって開発区上層部に睨まれています。去年やめた新人がいたのですが、それすら私が辞めさせたなどと中傷されています。さらに、私だけ恨まれる分にはどうってことないのですが、私の上司に対しててんてんは暇人なのか、と聞いて来たり、私の所属しているグループに対して嫌味を言って来たりしています)、今の社長はプログラムのプの字も知らない、親会社から来た社長です。意味が無いことはわかっています。
それでも、この数年後にこの会社を支えているのは今の新人なのだと言うことを考えると、言わずにはおられません。何とか私への個人レベルにとどまるような恨みの買いかたをする方法を考えています。


 

Topへ