2001/06/08
サイトと芸人の話
芸人は一発ヒットネタを作ることができれば、それだけで一生食っていけると言われております。実際、具体的な名前は出しませんが、芸人の名前を挙げてその持ちネタを聞けば、誰もが同じネタを答え、それ以外のネタは誰も答えられないという芸人が何人かいます。その辺は歌手と違い、一発屋というのが少ないのが特徴です。
同じ現象が起こっているのがネット上のサイトです。ネット上のサイトでは一発ヒットネタをかますことができれば、それだけで一生アクセス数が稼げます。これまた具体的なサイト名は挙げませんが、毎日小ネタを考えているサイトよりも一発の大ネタを出したサイトのほうがアクセス数がけた違いに多いというのがわかるでしょう。つまりサイトのアクセス数を増やそうと思えば、芸人の観客動員数を増やす手法を真似すればいいということになります。もちろん、これは決してそういったサイトを批判しているわけではありません。むしろ一生食っていけるだけの大ネタを引き当てたセンスの良さというのを誉めるべきです。私も芸人のはしくれ(?)なので何とかして一発ヒットネタを探していますが、こればかりはなかなか見つかるものではありません。例によって独特の目利きでヒットしそうなサイトに名を売っておいて、そのサイトがヒットしたらお零れをもらってほそぼそと続けているというのが現状です。これは関西の大手芸人プロダクションの名前を借りて営業している芸人と同じ戦法ですね。最近ではそれすらも忙しさにかまけてさぼっているためかアクセス数が激減中です。この前100を切ったときはさすがに対策を立てましたが。
とはいえ、実はこのアクセス数が少ない状態というのはサイトを始めた頃は辛かったのですが、今はそれほど気になりません。この前アクセス数を計算したら自分のサイトで許容できるアクセス数が思ったよりも少ないことがわかりましたので、むしろ現状の200ヒットを保ち、せいぜい1000を越えない程度で細々と行こうかと思っています。
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