2001/02/22
コンピュータ新説の話
コンピュータ業界には色々な法則があります。
例えばムーアの法則というのが有名です。これはインテルの創設者の一人、ゴードン・ムーア博士が唱え た半導体に関する法則で、半導体の性能と集積は、一年半ごとに二倍になるというものです。これは現実がほぼ正確に推移しているということで注目されている説です。ただし、これは一般には勘違いされており、CPUの速度が一年半ごとに二倍になると思われているようです(この二つはまったく関係がないとは言いませんが、ほとんど因果関係のない話です。CPUの速度が二倍になっても体積も二倍になればムーアの法則が成り立たないのは自明ですよね?)最近ではガガーリンの法則という、ある人が唱えたのに本人自らあっという間に自爆して壊れた説もあります。が、私もここで新しい説を提唱します。ハイエンド四倍説と価格二乗説です。今ハイエンドなコンピュータというのを考えてみたとき、どんな感じになるでしょうか。例えばあるショップブランドPCのスペックはCPUは1.5G、HDDは40G、メモリ256M、ビデオカードもどーんと64Mなんて書いてあります。んじゃローエンドはどうかというと、セレロン400M、HDD10G、メモリ64Mでビデオカードは16Mと、丁度四分の一。こりゃいくらなんでも出来すぎだと思って他のショップも見たのですが、ハイスペックとロースペックの差はおおよそ三分の一から四分の一に納まっています。これを私はハイエンド四倍説と名づけました。さらに、このときの価格差はおよそ二倍でした。これが何を意味しているのかと考えると、実は性能が四倍になっても値段は倍にしかならないということです。つまりマシンの全ての能力を四倍にしたとき、必要なコストは二倍となります。この価格二乗説は可逆であり、またミドルエンドクラスのマシンにも適用可能です。ミドルクラスの値段がローエンドの1.4倍程度のときはその性能はおよそ二倍です。1.7倍程度のときは性能が三倍になっています。嘘だと思うなら調べてみてください。では、何故このような面白いデータになるのでしょうか。
実は残念ながら私は答えを見つけられていません。誰か何か面白い案はありませんか?


 

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