2001/02/17
活性酸素の話
このテーブルトークは後に間違いが指摘されました。そのとおりです。本来はその時点で廃棄すべきなのでしょうが、面白いので前置きだけ置き換えた状態で、このまま載せたままにしておきます。ご了承ください。なお、この文章内のどのへんが嘘なのかといった質問に関しては一切お答え致しません。きちんと調べればわかることですから。・・・逆に言えば私はきちんと調べなかったために間違えたということになります。反省。
たしかに活性酸素(フリーラジカル)に関しては毒性があることはわかっています。そりゃ強力な酸化剤ですから。しかし、活性酸素をどうにかすればアトピーやアレルギーが治ったりするなら、なんでMさんは某病院でそのための治療を受けなければならないんでしょうか。不思議でたまりません。挙げ句に食い物で活性酸素量が減ったり増えたり、スカベンジャーの量が変化したり。人間の体はそんなに単純じゃありません。活性酸素というのは酸化剤、つまり体内ではアルカリ物質として働いているわけですから例えば有名なSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)を含めた抗活性酸素物質って弱酸性物質でしょう?血液をアルカリにするのが大好きなオカルト連中が一方ではアルカリ物質である活性酸素を減らして酸を増やせとのたまうわけですね。活性酸素の一種で狂暴なものにヒドロキシラジカルというのがあるのを知ってますか?これの化学式、OH-ですよ。信じられますか?まったく化学を知らない人のために説明しますが、このOH-というのは水酸化イオンのことで普通の水にすら多量に存在する物質です(詳しくは過去のテーブルトークの「アルカリ性食品の話」をどうぞ)。水があれば必ず水酸化イオンはありますから、もちろん、こんなものが危険なわけがありません。それを「活性酸素中最も凶悪な物質」と紹介しているのには何かが根本的に間違っているとしか思えません。
活性酸素にしてもアルカリ性食品にしても中学レベルの化学を知っていればわかるような嘘がどうしてこんなに教育レベルの高い日本でまかり通るのか私は知りたいです。


 

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