2001/02/08
偽物問題の話3
昨日の続きです。
何故、本家ソフトよりもパロディソフトのほうが人気が出てしまったか。その理由は本人達が一番よくわかってるでしょう。単純にパロディソフトのほうが多機能で優秀だったからです。または本家ソフトに金を払って使うだけの価値が見出されなかったからです。金を取るソフトを作るのであれば、少なくともフリーのソフトに負けるようなしょぼいソフトを作るようじゃ駄目です。本人達がホームページに書いているようにその資金のためにシェア化したんでしょうが。シェア化して資金を得てからどんな機能アップがありましたか。まったくないじゃないですか。画期的といえる技術がどこにあるというのでしょうか。そもそも、おおもとのソフトですら、本人達は幾つか挙げていますが、素晴らしく画期的な機能など何一つありません。全て他のソフトに原形を見出せますし、それをただ単に組み合わせただけのことです。つまり他のソフトの真似をしたわけです。そしてその真似をするソフトは許さない。まさしく盗人猛々しい行為です。彼等が送ったメールに、本家のソフトと勘違いされる可能性について書いていましたが、むしろ喜ばしいことじゃないんですか。本家ソフトのようなしょうもない低機能なソフトをそのパロディソフト並に優秀だと思い込んで間違って買ってくれるユーザが出てくれるかも知れません。そのときにこんな低機能だと思わなかった、金返せ、というクレーム対策が嫌だというのなら納得いきますけれどね。本人達も覚悟していると思いますが、もう後戻りはできませんよ。これだけの騒ぎを起こして売れないからやっぱりフリーに戻ろう(彼等の感覚では充分ありえる話です)と思っても、もうあなたがたを相手する人はいないでしょう。自分達で道を塞いだのです。だからこそ、他のソフトをむきになって潰さなければならないのかもしれませんが。
では、パロディソフト側に問題がないのか、というとこれまた問題がないわけではありません。明日は今度はパロディソフト側について書きます。
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