2001/02/06
偽物問題の話1
あるソフトのパロディソフトが元のソフトから警告メールをもらってちょっとした騒ぎが起こっていますね。
この流れ(元のソフトがもともとフリーだったのをシェア化したところとか、パロディソフトのほうが多機能で優秀であるところとか、元のソフトがまるで機能アップしなかったこととか)は、以前に書いた絵理香の話にそっくりです。そういうわけで、ちょっとこの件について書こうと思います。まず、元ソフト側から書きますが、彼等のソフトは元はフリーとして出していたものです。賞をもらったのもフリーとして出していた頃。ただであれだけの機能を供給していたから賞をもらったのを、今の金額で賞をもらえるほど優秀だと勘違いしているのには失笑せざるを得ませんね。私にはあの程度の機能であれだけの金を払う気には到底なれません。だいたいシェア化への流れも気に入らないものがあります。通信機能を持ちながら、以前のフリー版を使っていたユーザにはなんの通達もなしでいきなりシェア化して配信停止。私自身、フリーの頃にはそのソフトを入れていましたがデータがなかなか更新されないのを不審に思って当該ホームページを見て、初めてシェア化を知ったくらいです。これは恐らくもともとシェア化するつもりがあって作ったソフトではないからでしょう。初めからシェア化を考えていたならこんないきなりの放置なんかしないでしょう。フリーで作ったら評判が良かったから金を取ることにしたんじゃないですか。はっきり言ってこのソフトを作ったグループにソフトを作る資格があるとは思えませんね。なぜって、そこにはまったく信念が感じられないからです。あなたがたは何のためにソフトを作ったのか。それをもう一度考え直すべきでしょう。それが別に金もうけのためでもいいですよ。それも一つの立派な信念です。なんとなく作った、売れた、有料にした。そこにどんな信念があるんですか。信念なきところから生まれたソフトは屑です。塵です。
明日に続きます。


 

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