2000/12/31
世紀末の話
今日が本当の世紀末です。
私がまだ10歳くらいのときは、世紀末というのはよく漫画に使われていて、そのイメージはばら色の未来だった気がします。それが私が20歳のときには世紀末は荒廃した大地のイメージでした。私がそのときに考えていたのは、関東大地震もなにも起こらず、結局、今と大して変わらないだろうな、という漠然とした思いでした。これは私生活でも同じで、10年経っても私はちゃらんぽらんに強運だけで生きてるんだろうなぁなんて考えていました。ところがどっこい、驚くべきことに、たしかに世の中はそれほど大きくは変わりませんでしたが結婚はするわ、家は買うわ、子供までできちゃうわでよもや今世紀中にここまで私生活で波瀾を巻き起こすことになるとは思いませんでしたよ。世の中、変わるもんだ。ついでなので来世紀の予想でもしてみましょうか。来年になって大きく変わるだろうことと言えば交友関係が極端に変わるでしょうね。これは私の例で説明しますと、大学時代の悪友どもはみな地方に飛んでしまい、もはや集まることは不可能になりました。高校時代の悪友共も同じです。なんせアメリカ行っちゃった奴までいますからね。そういうわけで、私を含めず、全体的に実際の交友関係はこれからネット関連の交友関係へとどんどんシフトしていくでしょう。かといって高校、大学の交友関係が消滅するわけでもなく、これはインターネットという世界網の中での係わり合いだけになっていくでしょう。つまり、インターネットというネット関連に個人的な交友関係が吸収されていくということです。そして、その密度は希薄になっていきます。メールこそよく交わすものの、直接会う事はほとんどなくなっていくわけですから。そんな状態では人との係わり合いを保つためにはどうすればいいのでしょうか。そのへんにもしかすると大きなビジネスチャンスがあるかもしれません。
そんなことを考えながらみかんを食べ食べ世紀を越しましょう。どうせ来世紀になったって急激に変化するわけでもないし。緩やかに変化していくでしょうから。


 

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