2000/09/06
東京と大阪の話
あおい氏と話していたら東京と大阪の違いの話になりました。この東京と大阪の違いの話というのはどうしてこんなに盛り上がるんでしょう。
左側通行と右側通行なんてネタはおなじみですし、みんな同じ服を着て目立たないようになってしまうのは東京だけで、大阪は自分の個性を大事にして同じ服は決して着ない、なんて軽い話から始まり、東京は見栄の文化だからナンパするにも「お茶飲まない?」で高いだけで腹の足しにならない喫茶店に誘うけれど、大阪は実質本意だから安くて腹の足しになるうどん屋に誘うとか、かなり眉唾な話になってきたのですが、最終的に食文化にたどり着いたのは氏も私も食いしん坊だからでしょうか。それとももっともわかりやすいからでしょうか。東京は蕎麦文化で大阪はうどん文化だというのは私も認めるところです。しかし、氏はここで独特の自説を持ち出してきました。東京は豚文化で大坂は牛文化だというのです。証拠も色々あげてきました。例えば東京では肉まんと呼ばれているものは大阪ではわざわざ豚まん、と豚をつける、これは豚が一般的でない証拠だ、と。東京では牛が特殊なのでカレーといえば豚、牛を使う場合はわざわざビーフカレーと言うけれど、大阪ではカレーといえば牛なのであえてビーフカレーとは言わないとか、東京では肉じゃがは豚を使うけれど大阪では牛を使うとか。本当かなあと思って調べてみればたしかにそのとおりなのです。氏はその理由についても分析しました。元々東京は明治維新のときに薩摩長州に占領されており、このときに薩摩の芋文化の流れから豚文化が流れ込み(今でも薩摩の黒豚は有名)、それが今の東京の豚文化の基礎になり、大阪は薩摩の手から逃れられたので文明開化の際に素直に牛文化になることができたそうです。こちらはかなり胡散臭い話なのですが調べようもないのでそのままにしてあります。やっぱりまた騙されたかな。
ちなみに氏も私も東京で産まれ、基本的には東京に住んでいます。そういうわけで大坂在住の方の御意見をお待ちしております。
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