2000/07/23
S氏の話
時々テーブルトークに出すといってあまり出てこない「真実の語りべ」S氏ですが、今日は彼の話を書こうと思います。彼と私はかなり異常な接点で結ばれていて、ほとんどこれは運命だったんではないか?と思うこともあります。もっとも私にも彼にもその毛はありませんから男同士じゃ運命なんて言っても気持ち悪いだけですが。
私が中学から高校にかけて在籍していたテーブルトークRPGサークルにKというサークルがあります。このKはのちに主催者の身勝手な行動から脱退者が続出して消滅した(しかもまっさきに脱退した私とS氏に主催者はその矛先を向けて逆恨みしているという笑えない話があります)のですが、当時そのサークルと中のよかったサークルにFというのがありました。私はFに私とマスタリングスタイルの似た変なゲームマスタがいるという話を聞いていたのですが、たまたま居合わせる機会がありませんでした。同じようにFにいた変なゲームマスタはKに彼のように変わったゲームマスタがいる、という話を聞いていたようです。そう、彼がS氏だったのです。再開はその数年後、丁度あおい氏と私が出会ったころですね。たまたま私が遊びに行っていた東京都青少年センタ(当時は飯田橋にありましたが、今は有明に移転)のフリーテーブル(自由に使ってよいテーブル。後に廃止された)でテーブルトークRPGをしている連中がいたので声をかけたのですが、そのときにゲームマスタをしていたのがS氏だったのです。私も彼も当時はフリーランスとしてあちこちのサークルに顔を出していたはずなのですが、たまたま一度も遭う機会がなかったのです。ただ、噂は聞いていました。一度も一緒にプレイしたことのない人から、以前プレイしたことがあると言われたり。彼もそういう噂を耳にしていたようです。この恐ろしい偶然の後、Gという同じサークルに出入りしたり、二人の接点となる男、S氏が現れたり、色々とあって現在に至っています。もっとも、最近は御無沙汰になってしまいました。
ちなみに私の彼に対する評価は「もっとも信頼できるマスタでかつ、もっとも信用できない男」です。


 

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