昔のもな見
◇2004年08月(前半)◇
2004年8月16日 | 毎日更新の意味 | |||||||||||||||||||||||||||||
えっと。 もなQは、ほぼ毎日更新しているのですケド、それは何故でしょうかー。 もちろん、意味があって毎日更新しているわけなのですケド、それは誰かが揶揄するようにアクセス数を稼ぐためではありませんー。 確かに更新とアクセス数の因果関係がありますー。 下の表はお米姉様の月ごとの更新回数とポイント(1日あたりのユニークアクセス数)の関係ですー。
だから、アクセス数を増やすだけなら別に毎日更新しなくてもいいんですよー。 毎日更新に意味があるとしたら、それは単に確率の問題なのですー。 せっかくサイトを訪れていただけたのなら、見ていただいた方に面白いと思ってもらいたいじゃないですかー。 だって、貴重な時間を、もなみのサイトを見るために使っていただいているのですから。 たとえば月に1度だけ閲覧者様がいらっしゃった場合。 週に1度しか更新しないなら、4度の更新の中から面白いと思ってもらわなくてはいけませんー。 でも、人によって面白いか面白くないかは色々なわけで、たまたま趣味に合わないカモ知れませんー。 毎日更新していれば、閲覧者様が面白いと思ってくださるものがあるという確率が高くなるわけですー。 だから、確率の問題なのですー。 そういうわけで、もなQは、色々と大変ですケド、できるだけ毎日更新を続けたいと思いますー。
|
2004年8月15日 | 強行偵察 | |
えっと。 今日は 目的は、 もちろん、もなみは公式取材の権利なんかありませんので、撮影はしていませんー。 ですから、写真は、@ほぉ〜む様のブログを見ていただくとしてー。 まだ新しい建物ということもあってか、極めて清潔感溢れる店内でしたー。 ドリンクは250円からということで、かなりの格安ですー。 ただし、軽食は、ほとんどありませんー。 せいぜい@ドッグなるホットドッグがあるくらいー。 肝心のシステムですケド、全席スタンディングテーブルカウンターで、椅子は一個もありませんー。 90分どころか時間1オーダーみたいな制限すらなしということですから、回転のことを考えると良いのカモ。 そのカウンターの向こうにピンク色の制服を着たメイド様がいらっしゃいますので、ドリンクチケットを買って、好きなカウンターの前に行ってメイド様と会話しますー。 だから、このメイド喫茶様は女の子と会話を楽しむための店ですねー。 もな兄いわく、「キャバクラ型メイド喫茶」だそうで、もなみはキャバクラがどんなものか知りませんケド、誰にでも「どこからいらっしゃったんですかー」としか言わないロボットのようなメイド様トカ、変に接客慣れしてない初々しさも含めて、なんとなく納得ー。 そういうわけで、そのうち指名料トカ取られそうな感じの@ほぉ〜む様ですケド、メイド喫茶としての基本能力を5段階評価しますと、こんな感じー。 5段階なのに、なんか、一つ飛び抜けすぎている能力がありますねー。 もなみが居た時間だけで、「ビーズを床にぶちまける」「ゴミをひっくり返す」「プリクラ機の操作を失敗してパニクる」というドジっ子ぶりを見せつけられれば、もー、この評価しかありえないと思いますねー。 っていうか、@ほぉ〜むの「@」は、「あっと」驚く失敗するから? まー、ドジっ子属性の方は、一度は行ってみるべきカモ知れませんー。 ちなみに、もなQ自身も「店用チケットと客用チケットを逆に渡される」という目に遭いましたー。
|
2004年8月14日 | 足りない | |
えっと。 世の中にはいろいろと、不測の事態というのが存在しますよねー。 たとえばポイントの調整のために書いた電波文のはずなのに、それがアクセス数を増やすことになったりー。 ところで、不測ってなんでしょうかー。 辞典を引いてみるまでもなく、予測できないことですよねー。 この世の中のあらゆることが予測できればいいと思ったことはありませんかー。 もなみはありますよー。 でも、そのあとでよーく考えるんですー。 不測だからこそ、可能性トカ、希望トカってものも存在するわけでー。 だから人生って楽しいわけでー。 そう考えれば、不測とも何とか付き合っていけるのではないかなーなんて思ったりするわけですよー。 それはそれとして、タカラ様から出ている「リカちゃんストラップがんばれニッポン」の後ろに書いてある「不測の事故が予測されますので、2才未満の子に触れないように保管してください」という言葉は、もなQ的にどうかと思うのですケド。
|
2004年8月13日 | 書いたのは、もなみC | |
えっと。 最近タイプ別性格判断というのが、一部で話題になっているようですー。 これは16タイプに分けて分析するというものらしいのですケド。 面白いので、もなQの二大巨頭と言われている2人にやっていただきましたー。 その結果なのですケド。 もな兄:ESTP型 AT姉:INTP型 と、似ているような、微妙に違うような結果が出ましてー。 もな兄が外向型なのに対してAT姉様は内向型。 もな兄が現実型なのに対してAT姉様は直感型。 そして、どちらも思考型で柔軟型ということになったわけですー。 なるほどー。 だから、もなQは思考型で柔軟型なサイトの傾向になってるわけですねー。 それで、Cちゃんも試しにやってみたところ・・・ Cちゃ:ENFP型 あう。 と、ここでオチをつけて終わるはずだったのですケド。 もな兄からタイプ別プロフィールを上から順に全部自分の結果だと思って読めと命じられましてー。 やってみると、どのタイプでも全部当たってるような気がするのですよー。 面白かったので騒いでいたら、もな兄から「こんなものは関係妄想利用してるに過ぎないから、型の説明読んで、実際のテストなんかしなくても、自分がそうだと思う型を選んで自己満足してればいいような代物だわな」という冷たい一言がっ。 というわけで。 もなQは占い好きな乙女心とオチを踏みにじった、もな兄にフクシュウする方法を募集中ですー。 私の靴下裏返しにして本のしおりを抜いたので、埋めました。(もな兄)
|
2004年8月12日 | 青いBSD | |
えっと。 今日はデューク電脳兄様の8月10日の記事からー。 Longhorn登場までにデスクトップLinuxがキラーとなる機能を持てばWindowsの牙城を崩せるかも。 という話なのですケド、もなみは、いくら機能が充実してもLinuxがWindowsの牙城を崩せるとは思えないのですよー。 もちろん、機能が充実していなければ論外として、OSとしての機能面で言えば、現在のLinuxでも、充分Windowsを凌駕していると思えますー。 にも関わらず、デスクトップにWindowsが選択されている理由。 それは何でしょうか? やっぱりアプリケーションの世界の話だと思うのですよねー。 どれだけOSが優れていても、その上で動作するソフトがイマイチであれば売れませんー。 逆にどれだけOSがヘボくても、その上で動作するソフトが優れていれば売れますー。 これはOS/2とWindows、MacOSとWindowsで比較してみれば判ると思いますー。 現状、ソフトを考えた場合、Windowsの有利は揺るぎませんー。 ですから、LinuxがWindowsの牙城を崩す可能性があるとすれば、ソフト面でWindowsに勝つしかないと思うのですー。 では、LinuxがWindowsの牙城を崩すには、どんなキラーソフトが必要なのでしょうか? そのために参考になるのは、ベータとVHSのビデオ規格戦争ですー。 ベータとVHSの初期戦力差は現在のWindowsとLinuxの戦力差くらいあったのですよー。 でも、あの戦争では圧倒的性能差で圧勝するかと思われたベータに対して、結局はハード面で劣っていたVHSが完全勝利したわけなのですー。 だから、Linuxには、この逆転劇が参考になると思うのですー。 では、なぜVHSはそんなことが出来たのでしょう? それはエロビデオのおかげですー。 エロビデオはベータではなくVHSで出されることが多かったのですねー。 それが、結局はVHSの圧勝という結果を導いたわけですー。 ですから、現在のLinuxに必要なのは、エロゲなのですー。 アリスソフト様でもF&C様でもいいですから、有名エロゲメーカー様からLinux専用のエロゲが出たときこそ、LinuxがWindowsの牙城を崩せたときなのですー。 (もなQは、熱烈なペンギニストに刺される前に逃げました。)
|
2004年8月11日 | カエルの子は | |
えっと。 難しい話を続けていたら、もなみも頭が痛くなってきましたので、しばらくは軽い話を続けようと思いますー。 「カエルの子はカエル」という諺ってあるじゃないですかー。 あれって、誰でも「カエルの子はオタマジャクシ」と突っ込み入れちゃいますよねー。 もなみも、その一人でしたー。 ところが、ちょっとある事情で本を読んでいたら、それについての解説がありましてー。 一応ウラ取ってみたら、どうやら本当のようなので、書いちゃいますー。 この諺って、子は親に似るという話ですから、別にカエルでなくても猿でも猫でも鳥でもミミズでも、身近にある動物だったら、何でもいいような気がしませんかー。 でも、これは「カエル」であることに意味があるのですよー。 もなみも書いたとおり、カエルの子がオタマジャクシなのは、皆様もご存知のとおりですよねー。 で、オタマジャクシって、色も違いますし、手足も生えていませんし、尻尾はありますし、カエルとは似ても似つかないじゃないですかー。 これが重要だったんですー。 つまり、カエルからオタマジャクシという「親とは全然違うモノ」が生まれるわけで、でも、成長すると結局「親と同じ」カエルになっちゃう、と。 だから、生まれたときは親と違うように見えても、成長すれば結局は親と同じに過ぎないわけですー。 これが「カエルの子はカエル」という諺の本当の意味だったのですねー。 まー、カエルじゃなくても、親と子が違う形であれば別に昆虫トカでも構わなかったのでしょうケド、親と子で形が違っていて有名な昆虫が居ないので、カエルに落ち着いたみたいですー。 ところで、もなQは、ここ数年カエルを見た記憶がありません・・・。
|
2004年8月10日 | おしまい | |
えっと。 大型古書店で購入しても、作家様や出版社に一銭も入ってこないことは判っているのに、なんで大型古書店が利用されているのでしょー。 たぶん、ほとんどの方が、こう答えると思いますー。 高いから。 本は高すぎるから。 そのとおりー。 本は、その価値に対して高すぎますー。 では、本が高いのは何故でしょう? 本が高いのは出版社の努力が足りないからでしょうか? 本には再販制度というのがあって、価格は出版社の言いなりで、どこの本屋さんに行っても安く売っているということがありませんー。 だから、出版社が不当に値段を吊り上げてるからでしょうか? でもねー。 高い高いと言われている本ですケド、実は本を作成するために必要な費用(特に印刷に伴う人件費)は年々上昇しているのに、価格はそれほど上がっていないのですよー。 今の本の価格は物価の上昇率から考えると、むしろ安いと言ってもいいくらいですー。 だって。 出版社は努力してますから。 本離れは本が高いせいだということを知っていますから。 前にも書いたとおり、本の価格には本来の作家様だけではなく他の作家様を育てる費用まで込みになっていますから、高くなりますー。 そういう他の作家様を育てる費用を削れば、安くなりますー。 また、売れるかどうか判らないような本は利益率が悪くなって、全体的に本が高くなりますー。 売れる作家様の本だけを売れば、安くなりますー。 売れる本を書ける作家様の囲い込みをして、売れるかどうか判らない作家様の出版を抑え。 まー、それでも新人作家様は印税率低いし、発行部数も低いのでまだいいのですケド、特に中堅と呼ばれている作家様は切捨て。 本は出ないし、出ても発行部数少ないし、印税率も低いし、おまけに原稿料も減らされるし、ということで、1年位前に仕事辞めて田舎に帰っちゃったJ兄様のような例が出ても気にしない。 あるいは売れると判ったら、二番煎じと言われようと三番煎じと言われようと本をだすトカ。 萌えが売れるなら萌えを入れ。 イラストがかわいければ売れるなら、かわいいイラストを付け。 印刷代が高いなら、安っぽい紙で印刷してコンビニに並べ。 ほら、すっごく努力してるでしょ? それでも高いですか? じゃあ、次はどうすればいいんですかねー。 売れる本だけにしちゃいますかー。 売れる漫画だけにしちゃいますかー。 それとも。 それとも。 それとも。 ・・・そこに文化はあるのでしょうか? ・・・それで文化は守れるのでしょうか? もなQは、文化の終焉の一つを・・・
|
2004年8月9日 | 棚上げ | |
えっと。 実のことを言うと、出版業界というのは著作権に対してそれほどうるさく言わない風習がありましたー。 というのも、あんまり著作権を厳密にしてしまうと、自分達にも問題があるので、かなり気まずいのですよー。 例えば漫画なんかはアシスタント様を使いますケド、アシスタント様が書いた部分はアシスタント様に著作権があります(著作物を譲渡することはできますケド、著作人格権は譲渡できないので、氏名表示の義務があります)し、そのアシスタント様が漫画家様で、友情出演的に背景画に自分のキャラ書いたりしてた日には、もー、何がなんだかよく判らないですよねー。 小説だってゴ・・・お弟子様に書かせるという場合にどうなるのかトカ。 だいたい、言論の自由を根拠に色々と危険なことをしている出版社が言論の弾圧に繋がる著作権改定を云々していいのかという話もありますしー。 だから、基本的には著作権を問題にするのは営利目的と思われる場合だけで、営利目的でない場合は判断を求められたときだけは駄目というケド、(新和D&D事件のような例外はありますケド)積極的に著作権違反を取り締まろうとはしないという傾向があるのですー。 これは例えばドラえもんのファンサイトというのが有名なのですケド、ドラえもんのファンサイトがドラえもんの絵を勝手に転載していた場合、これはもちろん著作権違反なのですケド、自分から「使っていいですか」と言わない限り、ネット上をパトロールして警告するなんてことはしないのですね(ちなみに、自分から聞いてないのに警告を受けた場合というのは、誰かのチクリによるものと思われます)ー。 まー、たとえ著作権違反があっても、漫画喫茶と同じように、それが作品を購入してもらう原動力になることもあるわけですしー。 ただし、今回の法改正に伴って、著作権全般を扱う書籍版JASRACが作られることにより、著作権に対する締め付けが一気に強化される可能性は充分にありますー。 実際、そういうことがここにも「出版者の権利問題につきましても貸与権の付与を契機に前進させたいと存じます」と書かれていますしー。 もなQは出版社がそこまで追い詰められてしまった事情も判りますケド、それでも今回の貸与権とそれに伴う著作権強化の動きは、出版社自らが自らの首を締める行為にしか見えませんー。
|
2004年8月8日 | 貸与権 | |
えっと。 昨日の続きを書こうと思ったのですケド、その前に書いておかなければならないことがありましてー。 もなみが書いているのは、あくまで、もなみの私見で、必ずしも事実と一致しているわけではありませんし、色々とオトナノジジョウというものがフクザツにからんだりしていて、わざと書いていないことや無視していることもあるということを、お察しくださいー。 そもそも、何故音楽に関しては貸与権が認められたのでしょうかー。 レンタルレコード店が誕生したことにより複製権問題が発生して、そのため私的目的の複製を改定するよりは、ということで貸与権が認められたわけですよねー。 つまり貸与権は貸与による私的複製を補償するために作られた権利なわけですー。 これ、極めて重要なことなのですよー。 このことを考えると、書籍にまで貸与権が認められるということが異常だということに気づくはずですからー。 レンタルCDは家に持ち帰ってダビングして返却されてしまうために貸与権を認めて補償させたのですケド、漫画喫茶はそもそも家に持ち帰れませんしダビングもできませんよね? そうそう、このことをもって漫画喫茶は貸与権の範疇に入らないという方がいらっしゃいますので、ちょっと説明しておきますと、著作権法第二条において、 8 この法律にいう「貸与」には、いずれの名義又は方法をもつてするかを問わず、これと同様の使用の権原を取得させる行為を含むものとする。 とあるとおり、たとえ見かけは貸与でないにしても、実質的に貸与であれば貸与権は発生しますので、漫画喫茶は貸与であると認められる可能性が極めて高いと書いておきますー。 話を戻して、漫画喫茶で一度読んだ本をもう一回読もうとしたら、また漫画喫茶で読むか単行本を買うしかないわけですよー。 もちろん、ダビングが絶対にできないかと言われれば、気合と根性があれば不可能じゃないと思いますよー。 たとえばカメラ付きケータイかデジカメ持ち込んで、漫画喫茶で全ページを撮影するトカ。 ただし、単行本は普通200ページありますので、1見開きあたり10秒としても1000秒ほどかかりますケド。 レンタルCD店と同じなのは今や滅びに瀕している貸し本屋さんであって、漫画喫茶ではありませんー。 あえて漫画喫茶と同じような仕組みを挙げるとしたら、ビデオボックス店でしょうねー。 でも、今回の法改定は日本書籍出版協会様が述べているように、あからさまに漫画喫茶対策なんですよー。 これって、おかしいと思いませんか? 何を補償するための書籍貸与権なのでしょう? もなみは、現在の出版不況に対して影響を与えたのは漫画喫茶ではなく、大型古書店のせいだと思っていますー。 だから、貸与権運動なんて大型古書店で出た損失を漫画喫茶で穴埋めするためとしか思えないんですー。 音楽業界と出版業界は似ているようで異なるものですー。 それなのに、音楽に認められているからという理由で書籍にまで貸与権が認められてしまったということは、何を意味しているのでしょうか。 もなQが恐れているのは、そのことなのですー。
|
2004年8月7日 | 漫画喫茶は悪? | |
えっと。 現在の出版界は(大型安売古書店と)漫画喫茶の台頭によって打撃を受けたと言われていますー。 たとえば「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」もそんなことを言っていますー。 しかもその理由が書籍に貸与権が与えられていないため、ということになっているみたいですー。 著作権法の貸与権について読んでいただきたいのですケド、たしかに書籍に関しては貸与権が認められていないのですよねー。 では、漫画喫茶は本当に悪なのでしょうか? その前に、なんで音楽に認められた貸与権が書籍には認められなかったについて書きますねー。 一応、おおもとの理由としては貸し本屋という商売が昔から存在していた上、今でもだいぶ減ったとはいえ残っているため、いきなり違法というわけにはいかないというのがあるのですケド・・・。 本当のことを言ってしまうと、貸与権を得たとしても、「どこから」「誰が」徴収するのかが判らないのですよー。 まず、「どこから」なのですケド、そもそも漫画喫茶というのは漫画レンタル店ではなく、漫画の読める喫茶店に過ぎないわけでー。 漫画喫茶と、漫画や雑誌が置いてあって自由に読める普通の喫茶店とに本質的な違いはないわけですー。 どのような理由によっても本を貸与するのが違法ということになると、例えば美容室や病院の待合室に漫画を置いて読ませることすら違法になってしまいますー。 次に「誰が」なのですケド、現在の出版社の著作権を誰がチェックしているかというと、これは作者様個人であったり出版社であったりで、業界統一的に著作権チェックを行うところは存在しないのですよー。 もちろん、日本書籍出版協会という組織はあるのですケド、ここが著作権料を徴収してどうこうするという仕組みは持っていなくて、良い意味でも悪い意味でも町内会的な組織に過ぎないのですねー。 だいたい出版社というのは全員がライバルみたいなもので、一ツ橋グループ(小学館系)と音羽グループ(講談社系)に限らず基本的に他の出版社と極めて仲が悪いわけで、実際、何度か事件を起こしていたりもするのですよー。 古くはコンピューター情報誌を創刊するにあたって、他社に対して作品のCGの掲載を禁止させた「CGライセンス事件」、ある日突然、編集部丸ごと他社に移籍し作家を全て引き抜いた「電撃移籍事件」などが有名ですし、最近でも編集長が(以下自主削除)雑誌創刊したトカ、やっぱり色々とあったりするのですよー。 そういうわけで、書籍に対して貸与権を適用するのは出版界の仕組み的にも現実的にも難しいため、認められなかったのですケド、皆様はレコード輸入権にばかり注目されているようですケド、6月3日の著作権法改正で書籍への貸与権が認められることになりましたー。 書籍又は雑誌の貸与についての経過措置を廃止し、書籍又は雑誌の貸与による公衆への提供について貸与権が及ぶこととする。 このために「出版物貸与権管理センター」なるものまで作るそうですー。 第三十八条の4の解釈にもよりますケド、施行される来年1月1日からは、上に書いたとおり、漫画喫茶だけでなく普通の喫茶店や料金を取るお店の待合室などに雑誌を置くのも著作権違反となる可能性がありますので気をつけてくださいねー。 第三十八条4 公表された著作物(映画の著作物を除く。)は、営利を目的とせず、かつ、その複製物の貸与を受ける者から料金を受けない場合には、その複製物(映画の著作物において複製されている著作物にあつては、当該映画の著作物の複製物を除く。)の貸与により公衆に提供することができる。 で、最初の問題に戻って、漫画喫茶は本当に悪なのでしょうか? もちろん、漫画喫茶で漫画を読まれてしまうと、出版社としては(最初に漫画喫茶が購入した金額以外は)一銭も入ってきませんー。 でも、そもそも単行本を買う人って、その漫画が好きでいつでも読みたくてという人が多いわけで、漫画喫茶で読めるから買わなくなったという人がそれほど居るとは思えないのですよねー。 逆に、たまたま漫画喫茶で読んだ漫画を気に入って、単行本で買ってもらえるということもあるはずなのですよー。 もなみも漫画喫茶を利用することがありますケド、そもそも漫画喫茶を使うのは、単行本買って読みたいと思うような漫画が圧倒的に少ないからで、漫画喫茶で一回読めばいいや程度の漫画が圧倒的に多いからなんですよー。 つまり、漫画喫茶問題の本質は、漫画喫茶で一回読めばいいや程度の漫画が大量乱造されているせいだと思うのですー。 本当に漫画文化を守りたいなら、もなQは単行本買って読みたいと思わせるような漫画を描くことのほうが重要だと思うのですケドねー。
|
2004年8月6日 | ぷちにゃ系 | ||||||||||||||
えっと。 実は、ここのところ連続して同じ業者様から、ぷちにゃ系メールが来てましてー。 とりあえず5種類はストックしたのですケド、調べたら色々と面白いことが判りましてー。 まず、問題の業者様は某¥様という出会い系サイトですー。 で、内容なのですケド、一部Xで伏せるとして、とりあえず5つとも晒しますねー。
この5つのメール、Receivedも全て同じところから送られてまして、ヘッダ書いちゃうと
調べたところbXXXXXX.jpは福岡の自然食品業者様のようですので、SPAM業者様にジャンプサーバーとして使われたのかなーと思ったわけですよー。 もなみは親切なので、もしそうなら教えてあげようと思って調べてみたわけですよー。 まず、tXXX.phのネームサーバーのドメインはdXX.phとdXXXXX.co.jpで、これはdXX.phと同じというところまでは予想どおりでしたー。 予想外だったのはbXXXXXX.jpのネームサーバーもfXX.phだったことー。 まー、dXXXX.co.jp様がプロバイダ様ならありえる話なので、そこも調べてみたらセカンダリネームサーバーのドメインがdXX.ph。 ついでにdXXXX.co.jpのサイトを見てみたところ、出会い系サイトコンテンツ会社様なんですねー。 普通に考えて、出会い系サイトコンテンツ会社様にドメイン登録することは無いでしょー。 つまり、SPAMメール送ってるのもジャンプされてるのも同じ所というマッチポンプぶり! 勝手に使われてますよーなんて、うっかり電話したら、その日から勧誘電話攻撃が始まるところでしたー。 ちなみに某¥様は規約を読んだところ、他の提携サイト(全てtXXX.ph系)に同時登録される上、規約そのものも、会員に許可無く勝手に変更できるそうですー。 もなQは他にも同じメール貰った人が居るかなーと思って調べたら、よりによってヴェル様のところに送ったらしいことが判って、SPAM業者様に同情しそうですーw
|
2004年8月5日 | 騙されないようにー | |
えっと。 予定ですと、今日は現在の出版社の置かれている状況について貸与権を絡めて書こうと思っていたのですケド。 一言BBSでやねう兄様から やねうらお様:よくは知らないですけど自費出版って茨の道なんでしょうね。もっとみんなが通販を利用するようになって、そういう本をアマゾンとかで委託販売できるようになればずいぶん違ってくるんでしょうけどね。そういう時代が来るのが楽しみではありますけども。 という、一見なんでもなさそうなコメントが入りましたのでー。 このコメントを特殊な暗号解析ロジックによって解読すると、こう書いてあるんですー。 解析少女美咲ちゃんマジカルオープン!書いたから、さっさと宣伝しろや。さもないと腹裂けるまでタコヤキ詰めて道頓堀に沈めるよ? というわけで宣伝しようと思ったのですケド、邪悪な内容が満載すぎてアマゾンにすら登録されてない(4日現在)のに、もなみが持ってるわけもないわけでー。 まー、読まなくても、やねう兄様の本ですから、表紙だけ萌え系使って「クラッカー対策って難しそうだケド、ライトな感じな本が欲しいなー」トカ、「ちょっとコンピューターの動きに興味があるんだケド技術的なこと全然判らないし、もえたんみたいな形で簡単に説明してくれる本が欲しいなー」といった、イタイケな初心者を騙くらかそうという本だとは思いますケドねー。 もなQをご覧の閲覧者様は、恐らく中身は本格的な実用技術書なので、騙されないようにしてくださいねー。 ところで、やねう兄様ははてなダイアリーで日記をつけていらっしゃるのですケド、もなQは日記中の「マジカルオープン!」の「ルオー」だけがキーワード自動リンクされてて、それを含む日記が面白いことになってることに気づいちゃいましたー。
|
2004年8月4日 | もちろん例外はあります | |
えっと。 出版社というものは何のためにあるのでしょうかー。 出版社が無かったらどんなことになると思いますか? 本が流通できなくなる? 本が製造できなくなる? 本の流通はトーハントカニッパンという卸問屋様が別にありますし、今の出版社で自前の印刷工場を持っているところは、ほとんどなく、トッパン印刷様トカ大日本印刷様のような大手かどうかは別として大抵は印刷会社様に印刷してもらっていますー。 ですから、出版社の仕事というのは本を作ることだけと言ってもよいと思います(実際には宣伝や営業や著作権管理というのもありますケド)ー。 これは、それぞれがそれぞれの仕事だけをすればいいという分業体制なわけで、余計なことに囚われず本業に力を注げるための仕組みなわけですー。 さて、本を作るといっても、いわゆる小説のような本は基本的には作家様がいて、その作家様が書いた原稿を編集者が回収して、レイアウトトカを決めて本にして、それを印刷して販売するわけですねー。 そして作家様は印税トカ原稿料といったものを貰うわけですー。 実際に作者様に支払われる印税率については企業秘密的ところがあったり守秘義務があったりするカモ知れないので正確な数値がどのくらいかを書いていいのか判らないのです、おおよそ大手で10%前後、小さいところだと5%前後だと思っていただければよろしいかと思いますー。 つまり、本の売上の90%以上は作家様の手に渡っていないわけですねー。 もちろん、本一冊を作るには経費がありますケド、出版社が企業であるかぎり、そこから編集者様の賃金や利益というものを得ているわけですー。 じゃあ、出版社は中間摂取している悪の組織なのでしょうか? 違いますー。 出版社という存在は、むしろ「利益の再分配」のためにあるのですよー。 実際にどうやっているかというと売れている作家様から得た利益を、売れるかどうか判らない新人作家様の出版に回しているのですー。 そうすれば、たとえ一冊も売れなくても多少の赤で済みますよねー。 そうやって、売れている作家様が、まだ売れていないあるいは売れるかどうか判らない作家様を育てる仕組み、もっと大げさな言い方をするなら作家を育てることで文化を守る仕組みを作っているのが出版社なのですー。 もっとも、この利益配分という発想は出版社だけに当てはまる話じゃなくて、たとえば社会に出て会社に就職しても最初は仕事できなくて経費で見ればマイナスなのに、ベテランの出した利益を再分配しているわけですー。 もちろん、将来それが回収できるカモ知れないから、本人の未来に向かって投資しているという考えもありますー。 それだと大成しなかった場合は誰が払っているのかという問題が残りますケド、そうだとしても(暴露本のような例外はあるとしても)少なくとも出版社から本を出している作家様であれば、初期段階で、まったく投資してもらわずに作品を発表したなんてことはありえないはずなのですよー。 最近、出版社を使わずに自費出版すればいいと言う人も居ますし、もなQは自費出版そのものについては否定しないし、そういう道は絶対に必要だと思ってますケド、全部が全部それになってしまったら誰も投資してくれないわけで、初期費用を自費で出せる一部の金持ち以外は本を書けないトカ、そういった事態になるような気がしますねー。
|
2004年8月3日 | 7月VNI界ランキング | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
えっと。 今月もVNIランキングが出ましたので、さっそく見てみましょー。
あと、ぷにぺたどっとこむことまなみちゃんが新規にランクインしましたー。 もともとベースアクセス1000/日くらいはあるみたいなので、今後はランキング常連となりそうですねー。 それにしても、真紀奈姉様はどうしちゃったんでしょうかねー。 このまま消滅してしまうのか、復活するのか、見守っていきたいと思いますー。 消滅といえば、沙耶姉様は、相変わらずサーバー安定しない安定しない病が続いているようで、またもやランク外(3357で21位)にー。 なんというか、自宅サーバーの難しさを体現されているというか、やっぱり自宅サーバーは危険という認識を生みそうな状況ですねー。 ひな子姉様は一度ランク外に落ちたのに阪神タイガースの自力優勝が消滅したとたん再ランクインという皮肉な結果に。 ついにランク外(3272で22位)に落ちた浪路姉様は秋ぐらいに更新再開ということなので、それまでROで英気でも養っててくださいねー。 そうそう、このVNIランキングは、VNI界のランキングで、基本的にはRO系VNIは別世界として外す方向にあるのですケド、もともとその傾向がありがちだったゲスおじさまがRO系に変更されるようでしたら、ランキングから外したいと思いますー。 逆に11日だけVNIなまたたび姉様をVNIランキングに入れるかどうかというのが悩みどころー。 ランキングに入れるとしたらアクセスは78050ということで今回は5位にランクインすることになりますー。 もなQは、自分のポイントキャパシティは2000程度と思っていますので、そろそろ対策取りますー。
|
2004年8月2日 | あー緑色で1階にいる奴ね | |
えっと。 人というのは通常とは異なる経験(レアケース)をすると、それを強く記憶するという性質があるそうですー。 逆に、いつもと同じ経験だと記憶されないそうで、RPGにおいて雑魚モンスターを倒しているうちに経験点の入り方が少なくなるというのは事実に即しているんですねー。 また、成功経験よりも失敗経験のほうを記憶しやすいという性質もあるそうですー。 だから、普段は上手くいくことが、たまたま上手くいかなかった場合、そちらを記憶するのですー。 だから少年漫画では「敗北を経験することで強くなる」んですねー(違。 ある意味、マイナス思考的なのですケド、それを巧みに利用したのがマーフィーの法則ですー。 マーフィーの法則に記載されている事柄は ・舞台はレアケース ・実際には半分以下の確率でしか起こっていない現象 なのですよー。 そのことを理解しているとマーフィーの法則は割と簡単に面白く作ることができますー。 例えば「久しぶりに電話するときに限って相手は出ない(注:これは今もなみが作ったものです)」というのはマーフィーの法則になりますー。 ポイントは「久しぶりに」と舞台をレアケースにしていることー。 単に「電話すると相手は出ない」だと、「電話する」はレアケースではないため、最近の経験に照らし合わせて「そんなことはない」となってしまうからですー。 「久しぶりに電話する」というレアケースを舞台にすると、その行為自体が最後にいつ行ったのか思い出せなくなり、過去の経験に落ちるわけですー。 そうすると、「久しぶりに電話する」経験が10回しかなくて、実際に相手が出ないことが10回中1回しかなかったとしても、出なかった1回だけを覚えている(他の9回は忘れてる)ものですから、「そうなんだよねー」となってしまうわけですー。 だから、上に書いたことに注意しながら、巷に出回っているマーフィーの法則を再チェックしてみるのも面白いと、もなQは思いますよー。 例えばこれトカ。
|
2004年8月1日 | 昨年を振り返って | |
えっと。 DDTの興奮なりやまぬ、もなみですー。 毎月1日恒例の昨年を振り返ってー。 昨年は、ビックカメラ様のポイントカードの話をしていたり、ReadMe!様のシステムに疑問を持ったり、 もなQぽぉたるはレベル2がスタートしたのも、昨年のこの月からですし、10万ヒットもこの月で経験していますし、もなみとしては、節目にあたる月だったような気がしますー。 実際、このあたりから、もなQで何ができるのか、何をすべきなのかという大きなテーマについて考え込んだり、VNI界の状況に対して憂いたりもしていた記憶がありますー。 もなQは、現在50万ヒットを超えるところまで皆様に支援していただいていますケド、当時は本当に今後どうすべきか、或いはどうすべきでないかというところで色々と考え込んでいたりしていたわけで、今のもなQがあるのも、この頃がベースになっているのかなートカ、思ったりしてー。 まー、結局はなるようにしかならないという話になったはずなのですケド、このときの疑問は、今もなお、もなQの中に渦巻いていて、閲覧者の皆様に感謝感激雨あられという気持ちを忘れずに今後も続けていきたいと思いますので、よろしくお願いいたしますー。
|