もなみ9歳 〜Lite〜
2005年03月01日 |
RMTに未来はあるの? |
えっと。
RMTのおまけ話ですケド、職業的RMT、つまりお金儲けのためのRMTというのはMMORPGにおいて無限に続くのか、という話を、あんまり詳しくないので極めて単純なケーザイから考えてみようかなーというのが、今日の趣旨ですー。
RMTが成立するためには、需要と供給と生産の3つが存在していて、それぞれが「ゲームマネーやアイテムを買いたい人」「ゲームマネーやアイテムを売りたい人」「運営会社様」に当たるわけで、その3つがそれぞれ利益を得る「三者一両得の構図」がある、というのは既に書いたとおりですー。
ところが、この三者一両得の構図って、よくよく考えると実に脆いものなのですよー。
たとえば需要過多、つまりインフレに陥った場合、アイテムやマネーの現金レートは上昇するわけなのですケド、これが激しく進むと1アイテム数千円数万円というような状態に陥るわけですー。
この状態になると、果たしてそれだけの金銭を投入する価値があるのか、という判断が働き、買うよりも普通にゲットするほうがよくなる、つまり需要低下に落ち込み、どこかで供給過多、つまりデフレに転じるはずなんですー。
ですから、リアルの経済がそうであるように、無限にインフレというのは、ありえないのですよー。
そういうわけで、MMORPGにおいては需要過多よりも供給過多に陥りやすいのですケド、その状況で収益を得ようとするなら大量のBOTを使用したりしなければなりませんー。
ところが、生産量が増大すれば供給が増大するわけですから、優秀なBOTを作れば作るほど供給過多に陥るという、デフレスパイラルを起こすのですー。
そして、最終的に生産コスト(課金)に対して収益が出なくなるところまでデフレに落ち込んでしまえば、職業的RMTは成立しなくなりますー。
このリクツに対して、その前に生産(サーバー能力)の限界を迎えて「極めてラグ」のような状況に陥る、つまり生産に限界がある以上、無限にデフレということにはならないという反論もあると思いますー。
その場合でも、「極めてラグ」や「RMTのためのノーマナー行為」が多くなればゲーム自体の魅力が減るためプレイする人も減るのですから、やっぱり買う人(需要)が減って供給過多となるわけで、デフレスパイラルは止まらないのですー。
おまけに、この状況に陥った場合は、前に書いたとおり運営会社様自身のソンエキブンキテンを越えてしまうので、何らかの対策をせざるを得ない状況になりますー。
つまり、今のRMTって、微妙にインフレという、ぎりぎりのバランスの上で成り立ってるわけで、どこかがちょっと傾いただけでデフレスパイラルに陥って吹っ飛ぶような代物なんですよー。
ですから、物凄く正直な話、今のままですと職業的RMTに将来性も未来も無いと思いますー。
もなQは、このままですと職業的RMTだけでなく、普通のRMTすら崩壊しかねないこと、その結果、選択肢の一つとしてのRMTが消えてしまうこと、それによってプレイヤーに偏りができてしまうことを危惧しつつ、その回答は用意せずにRMT話をおしまいー。
空き都様:↓保存庫ドモです。あんまり表示できんかった。 名無し様:RMTが成り立たない程ゲーム人口が減るのならプレイヤーが偏る前に会社が傾きますよw よって人格の偏りなど杞憂です 名無し様:↓それだと人が減っていくと思う 篠沢ユリ様:素直に、破綻するたびに別のももーぐに移れば、少しは延命できるような気もー。 逆様:アイテムの修正で供給過多のアイテムをゴミにしたり、逆に他の物の価値上げたりするというのを繰り返せばデフレは避けられるかもな。 名無し様:海外ではRMT前提のMMOもあるみたいですね(以前、エルエル氏が紹介していました) もなみ:一部重要キーワードでバッティングがっ・・・。 名無し様:ITmedia GamesでRMTネタ記事出てたのでワラタ 名無し様:くるもなってなんでしょうか・・・ 名無し猫様:くるもなげっと 名無し様:くるもなぁぁぁげと
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