2002/02/20
1円玉のエネルギーの話2
続きです。
では、もう少し普通のカロリーを求めて見ましょう。ここに私が昼ご飯のために買った某コンビニのカツカレーがあります。このカツカレーのタグを見ると450円で707キロカロリーとあります。カロリーをコストに変換すると1円あたり1.57キロカロリーとなります。なんと、コンビニの弁当ですら、1円あたりに得られるカロリーが高いのです。もっとカロリー損な食品を調べてみますか。カロリーあたりの値段が跳び抜けて高いのはタンパク質という情報がありますので、高タンパクの食品を見ることにします。肉から行きましょうか。 普通の松坂牛のステーキはおよそ3000円分で1000カロリーです。これを円あたりに直すと0.33キロカロリーとなり、なんと、1円玉を拾うのと同じだけのカロリーということが判明しました。素晴らしい。毎日松坂牛のステーキ以上にカロリーコストパフォーマンスの悪い食品を食べ続ければ、あなたのエネルギーは確実に1円玉を拾うコストを上回ることができます。と、いう計算をしても虚しいだけですので、カロリーを使うのは、やめましょう。この方法があまりに厳しいということを見せつけられすぎました。先ほども書きましたとおり、私が調べた限り、1円玉を拾うのに必要な時間は3秒以内です。ということはこの時間を価格に変える事でエネルギーを求めてみましょう。ここでモデルケースとして、月額手取りで30万円、ボーナスが夏冬合わせて5ヶ月というサラリーマンに登場してもらいます。彼が一年間に得る賃金は510万円です。さて、彼のエネルギー時給を求めてみましょう。まず、彼のエンゲル係数を40%と高率に置きます。すると、年収のうちの204万が食費となり、これは1日に換算すると5585円です。これを3秒間に換算すると0.194円。なんと、1円に遥かに及びません!これは困りました。この計算を用いて3秒が1円以上の金額になる給料を調べると、2639万(手取り)となります。ちょっと手が届きませんね。
続きます。
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