2001/06/27
時代に逆行する話4
さて、私が何故こんな当たり前な話をしだしたのか。それは、またもやうちの会社のネットワーク部がむちゃくちゃなことを言い出したからです。
現在の分散サーバ群を大型サーバ一台に集約して一元管理するというのです。どう考えてもその行為の利点が見出せません。ネットワーク部の言い分では社員を一元管理できるため管理コストが低下し、セキュリティも向上するというのですが、管理コストの低下はトラブル発生時のことを考えればはっきりと嘘だとわかりますし、セキュリティの向上が嘘なのも上に書いたとおりですし、そもそも最初から管理できておらず、実質放置しているグループが今更何を言っているのでしょう。大型サーバ一台に集約すれば管理してくれるのでしょうか。はっきり言って今までのネットワークグループの行動を見る限り、大型サーバ一台に集約したら色々理由をつけてサーバ管理者を個人にせずグループ管理とか言い出して、何か問題が起こったときはだれだれがやったと思っていたと責任逃れの言い訳しかしないのが目に見えているんですが。しかもうちの場合本館と別館ではIPアドレス自体がトップレベルから異なっており、グルーピングの関係からサブネットマスクをどうするのか考えるだけでも頭が痛くなります。下手したら全て0にしないと繋がらなくなるかもしれないのですよ(本当にそれくらい違う)。WANとの間になんのファイヤウォールを置いていないうちの社内ネットワーク、WAN内からデータ抜き放題にするつもりなのでしょうか。それともWANとのゲートウェイをきちんと設定する?それができる人材がどこにいるんでしょうか。教えて欲しいものです。結局セキュリティをより低下させるだけなんです。
ここのところのネットワーク部の失敗がさすがに問題になったのか、今回、私はスペシャルオブザーバとして会議に参加するように申請を受けています(ネットワーク部に業務命令で入れさせられるなら進退届を出すと言ってありますから)。今回の件はたとえどんなに恨まれても何が何でも潰さないとネットワークそのものが壊滅しますから、徹底抗戦してきます。
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