2001/06/15
バンチ包囲網の話1
今回から始まる話はあくまでフィクションであり、噂であり、実際と異なります。絶対に深読みなんかしないでくださいね。もちろんこれは今回、情報を探るのに使ったルートがやばくて、自分の正体がばれることを危惧しているということではありません。
週刊コミックバンチという雑誌が創刊されて、そろそろ一ヶ月になろうとしています。この雑誌、私も昔の伝手を辿って調べてみたりはしていません(もともと私は書籍系の編集者に知り合いはいますが、漫画系の編集者には知り合いがいないため、又聞き状態ということもありません)が、成立の噂がかなり面白いですね。週刊コミックバンチを作成している編集部というのは実は集英社−小学館の一ツ橋グループと少なからぬ因縁が存在しているなんて噂があるのです。もちろんそんなことはないと思いますが、バンチの編集長は元々は集英社のジャンプの編集長だったのに、内部の権力争いなどがあって別の雑誌の編集長を転々とさせられ、雑誌を廃刊されまくったなんて根も葉もない噂が流れています。いくらなんでもついに切れて一ツ橋グループを辞めて作った雑誌が週刊コミックバンチなんてことはないでしょう。そのためコミックバンチの作家陣は基本的には一ツ橋グループに干されていた連中や編集長に昔お世話になって恩を感じている人(つまり干された人だけというわけではない)が連載を持っているということもないですよね。実はコミックバンチに関しては一ツ橋グループ内部でもかなり危険視しているなんてこともなく、某編集内部でも対策会議がされたという未確認情報もありませんとも。でも、この前発売されたスーパージャンプの読者アンケートハガキはほぼ全てコミックバンチに関しての質問でした。不思議なこともあるものです。私の記憶ではグループ外の雑誌に対してアンケートハガキでここまで多くのスペースを割いて聞いた例はないと思います。実際、一ツ橋グループに敵視されることもないバンチの売れ行きは、かなり好調なようです。
明日に続きます。
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