2001/05/21
ピンボールの話
ピンボールが好きです。
ピンボールを知らない人はほとんどいないと思いますし、某OSのおまけとして入っていることもあるため誰もが一度は遊んだことがあるのではないでしょうか。知らない人はいないと思いますが一応説明しますとピンボールは別名フリッパーゲームと言い、上から落ちてくる球を一番下にある二つのフリッパーと呼ばれるバーで弾いて、一番下の穴に落ちないようにするというだけのゲームです。一時期はどのゲームセンターにもニ、三台は置かれており、コマンドを暗記し先に慣れたもの勝ちの格闘ゲームや弾が雨あられのようにふってきてまともな神経の人間にはできない上、敵の攻撃パターンを暗記しないと必ずやられるシューティングなどに嫌気がさした私のようなひねくれ者だけがやるゲームでした。ピンボールは極めようとすると異常に奥が深く、しかもディスプレイ上でなく実際の球を使っているため、ありとあらゆる不確定要素があり、同じプレイは二度とできません。台によって戦法も変えなければなりませんし、台揺らし(揺らしすぎるとTILTと言ってボールをロストする)という技すら公に認められていました。つまり、ピンボールというものは非常に面白くかつ頭と腕を使う最高のゲームなのです。ところが、最近そのピンボールがゲームセンターに行っても決して見なくなりました。私が最後に見たのがいつかは覚えていませんが、台はジェラシックパークを題材にしたものです。ピンボールが無くなった理由はなんとなくわかります。第一に人気が無いこと。残念ながらピンボールは爆発的人気というものを持ちません。第二に場所を取ること。ピンボールはパチンコのように縦置きできるわけではありません。畳一枚分以上のスペースが必要であり、ゲームセンターの限られたスペースではピンボールはその回収率から考えてもそうやすやすと置けるものではないのです。
そういうわけで実機のピンボールができなくなったので仕方なくパソコン用のピンボールなんぞを時々遊んでみますが、これってまったく爽快感がないですね。ピンボールはなんといっても実機に限ります。苦しいとは思いますが是非とも復活してもらいたいものです。


 

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