2000/12/12
静音フェチの話2
昨日の続きです。
似非実用を理由に静音を求める静音フェチは、そんなに音が気になって眠れないというのならいっそのこと寝なければいいんです。人間、寝なくて死ぬことはまずありませんし、大丈夫、三日も寝なければたとえ工事現場でも熟睡できますよ。人間の体はそういうふうにできてるんですから。私のところは高速道路にやや近くて、窓を開けてればもちろんのこと、たとえ窓を閉めていても雨が降れば車の音が聞こえてきます。そりゃ二重反転ロータファンをつければさすがに五月蝿いですがマシンのハードディスクの音なんか気にもなりませんよ。こういうことを書くと、静かな環境のほうが集中力がとか精神成長に与える影響がとか反論する連中がいるでしょうから言っておきますが、静かな環境でなければ集中できないような弱い精神力と集中力しか持たないようでどうするんですか。もっと自分の精神を鍛えなさい(と書いても昨日先頭で書いた注意書きのとおり精神的に脆い人は読んでいないでしょうから安心)。それに工事現場の隣みたいなよほど極端な状況でなければ、雑音から精神が受ける影響はほとんどありません。むしろ完全無音は人の精神を圧迫することがわかっているくらいです。また、最近わかってきたことですが、雑音のある環境にいると自分の得たい音と雑音を区別する能力が発達するようです。つまり逆に精神の成長には良いということですね。ついでに書いちゃうけど安眠には無音よりも定期的な音のあるほうがいいこともわかっています。例えば水滴の滴れるような定期的な音には導眠効果があります。
ハードディスクの音が五月蝿くて眠れないような弱い精神の静音フェチの行く末はどこなんでしょう。マンションの上のフロアの寝返りの音が五月蝿いとか、頭の中に電波を送り込んでくるとか言い出して刃物持って相手刺し殺したりしなければいいんですけどね。その煽りを食らって静音を謳うハードディスクが発売自粛になったりして。もしそうなっても今回のテーブルトークを取り上げて必要以上に騒がないでくださいね、精神のとっても強いマスコミ関係の人達。
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