2000/10/19
やばい会社の話
なにせ社内一不良社員を自認する私ですから、人事考査もかなり低い評価を頂いております。なんせ社員平均ボーナス出てませんから。まあ、社内でこれだけあちこちに噛み付いていて名前を知られている人間も珍しいので当たり前と言えば当たり前なんですが。
最近、自分の会社はやばいのかな、と思うようになりました。査定評価ががらっと変わったんです。少し前までは査定の項目に自己申告みたいなのがあって、例えばレクリエーション委員をしていたとか社内報作成委員をしていた、といったことから社内のネットワークインフラの整備をしていたなどの業務外業務に関する査定があったんです。ところが今年からこれが撤去されました。つまり私がどんなにマシンの選定に協力しようと壊れている部品を修理しようと、困っている新人にメールを出そうと、評価の対象にはしないということになったのです。このことは以前ドライな話に書きました。ところが最近気づいたのですが理由はもっと別なところにあるようです。はっきり言って社員に余裕が無い。以前はレクリエーションにしても何にしても社員が業務の合間でできたのですが、今は業務に手一杯で余力がまったくないんですよ。原因もわかっています。仕事を選ばないから。今、実は業界は安売り競争になっているんです。私がいる部署はそんなことはないのですが、一部の部署は競争力をつけるために受注費を値切り、その金額では社員を振れないからもっと安いソフトハウスを何人かつけてそれに社員を一人つける、という形態で仕事をしているんです。当然社員にかかる負担は管理業もできますから大きくなり、その結果残業が多くなり、経費がかさみ、利益率が落ち、それをカバーするために仕事を取り、それに複数のソフトハウスと社員を一人つけ・・・恐怖の悪循環。その部署にいる人は上も下もみな顔色が悪く、辞める人も急増しています。
そういうわけで、そろそろうちの会社も危ないのかな、と思いますね。私の部署までああなったら、会社辞めます。あ、でもその前にまっさきにリストラされるか。
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