2000/08/04
フジテレビは素晴らしいの話
料理の鉄人のときとか、この前の先読みの話とかでフジテレビに恨みがあるんじゃないかと思われた方がいらっしゃったようです。そんなことはありません。私はそもそも一番良く観ている番組はプロ野球ニュースと目覚ましテレビ(かつてのお天気のはなちゃんに至っては写真集まで持ってる)というくらいフジテレビを観ています。誤解を解くためにテーブルトークでこうして一本書きますよ、いかに私がフジテレビを愛しているか。
そもそもフジテレビの番組には根本的にフジ戦略が流れています。バラエティはもちろん、どの番組にでも、それがたとえニュース番組であろうともフジ戦略は健在です。どこからか無名な芸人を探してきて一気に有名にさせる手法はフジ戦略の第一段階ですし、プロ野球ニュースにまったく野球を知らない上に正しい発声や発音もろくにできない、ただ顔がかわいいというだけの女性をメインアナウンサーに起用してその成長過程を視聴者に見せるというのはフジ戦略の第二段階です。ちなみに野球を覚えてしまうとそのアナウンサーはバラエティに回されるというのもフジ戦略の第三段階と言えるでしょう。全ての番組がフジ戦略という統一的な戦略のもとに組み立てられているという現実はもはや感嘆に値します。例えば日本テレビではこういうことはできません。あそこは既に権威になっている芸人やアナウンサーなどしか使いません。しかも戦略的な構想などまったく見えず、てんでばらばらなバラエティに富んだ番組構成をしています。統一的な思想の元に番組が作られているフジテレビというのは例えるのならば朝鮮民主主義人民共和国のチュチェ(主体)思想みたいなものです。日本テレビのそれは産まれるときは神道、結婚はキリスト教、死んだら仏教という日本人のいい加減さに通じますね。
どうです、フジテレビの素晴らしさが少しはわかっていただけたでしょうか。え?誉めてるように見えないって?それは邪推というものですよ。もっと素直な心で読んでくださいね、フジサンケイグループ関係者さん。蛇足ながら私は日本テレビが好きなわけではありません。


 

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