2000/06/04
ドライな話2
前日の続きです。業務が忙しいということの意味から。
つまり給料を犠牲にするわけにはいかないということですね。レク委員としてどんなに立派な業績を上げてもこれは査定には何の影響もありません。査定が影響するのは本来の業務をきちんと遂行しているかどうかだけです。つまり金にならないことはしたくないというのがレク委員の本音だということ。レク行事に参加しない社員もそうです。レク行事に参加しても給料には響かないのですからそんな面倒くさいことをするのは嫌なのです。まったくドライになったものです。昔はと書くと年寄り扱いされてしまいそうですが、昔はこういうときはやたらと張り切る馬鹿な社員がいて、盛り上げたのですが今の社員は皆さんお利口さんなんですね。実際お利口さんが増えているんですよ。うちの会社はそれほど凄い会社というわけでもなく、親会社100%資本のただの中小企業なので新入社員の質は就職率にもろに影響します。就職状況が良いと馬鹿な学生が社員になり、就職状況が悪いとお利口さんの学生が社員になるのです。丁度私の代の次から慶応早稲田当たり前、じゃなきゃ大学院生です。学歴インフレになってしまったんですね。そういう連中は、特にシステム開発なんて理系の会社に来るような理系の学生は遊ばないし遊び方も知らないんです。知っているのはいかに効率よく成績を上げるかだけなんですよ。だから無駄なことはしないし、したくもない。おかげでとってもつまらない。以前あった新人仮装大会も最近は有志オンリーになってしまいました。恥ずかしいことはしたくない新人と、それをさせて恨みを買いたくない先輩の合意のもとに恒例だった社員旅行の一芸もやらなくなりました。やっても本当に何の工夫もない歌だったり。馬鹿なことは絶対にやらないのです。
たしかにやりたくないことはしないというのも一つの考え方でしょうし、私も無理強いはよくないと思います。それをあらゆる状況で貫けば立派なのですが、業務ならしたくない仕事でも平気でできる連中が金にならないことだからやらないんじゃねぇ。あーあ、スーパードライ。
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