2000/05/04
ファナティティックの話
ファナティティックという言葉、あまり知られていないようですね。熱狂的とか狂信的という意味なんですが、私は好んでこの言葉を使います。
ファナティティックな人には色々と特徴があります。まず、もっとも重要なのは自分にとって不利な情報は見えないということです。例えば自分の信じるものに対する矛盾や欠陥や嘘の指摘などは目に入りません。自分にとって都合のいい場所だけを見ます。次に根拠は必要ないということ。自分にとって都合のよいことなら、どんなに信憑性の無いもの、それこそ便所の落書きでも信じます。最後に自分に都合の良い意見をでっちあげること。つまり他人の書いた文章を自分の都合の良いように解釈してしまうということです。こういうファナティティックな連中を発見する方法と対処する方法は簡単です。発見方法は全ての意見にその出典を付けないことに注目してください。やたらと「らしい」を連発するのはかなり怪しいです。対処する方法は相手と同じ方法で反論するのが私は得意ですね。例えば「ある店で聞いた話」に対しては「ある店で聞いた話」でまったく逆の発言をしてあげるんです。もちろん、ちゃんと聞きこみは怠らないで下さいね。いつでも出典を出せる準備をしてから仕掛けます。これは泥仕合になりますからかなり楽しいですよ。自分のことを棚にあげて出典を出せ、なんて言ってきたらしめたものです。先にそちらから出典を示すのが筋じゃないの?という筋論で叩き潰します。そうすると相手は出典をあげられなくて沈黙するか一生懸命出典を探しだして、自己矛盾します。店が友人に変わったりしますからその辺を徹底的に追及しましょう。そして、「なんだ、結局なんの信憑性もないじゃない」の一言をつけて、自分の出典を明記したら以後沈黙してしまいましょう。それ以上は自分が手出しする必要はありません。一人でむきになり、一人で暴れるだけですからほっといても誰からも信用されなくなり、孤立します。
なお、この方法はいつでも刺される覚悟の上で行ってください。狂信者の逆恨みは恐いですよ。私なんていまだに狙われてますから。それが嫌なら狂信者は丁重に無視するのが得策です。


 

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