2000/04/23
絵理香の話3
さて、時代は流れます。いよいよ絵理香最繁栄の時期、第二世代絵理香局の時代です。
ここで伝説のBBS、工事現場が誕生します。BBS工事現場は自分でオープンソース時代の絵理香を改造し、標準版とは比較にならないくらい使いやすい絵理香を創造しました。これを工事現場版、つまりK版と呼ぶようになりました。工事現場は東京に存在したため、そこから一気に関東にK版局が誕生しました。そのうちの一つに私が運営しているBBS、東京謎ねっと23もあります。同時期に私が知っている限り7つものK版局が誕生しています。K版局が増えたため、K版のサポートBBSが東京内に誕生しました。もちろんBCCは絵理香を含めてまったくサポートしていませんでした。ところがこのBBSがあるときから突然落ちるようになりました。SYSOPの失業など色々な要因が重なったためなのですが、これを他のBBSが引き継ぎました。引き継いだ局が当時、関東のK版局の代表的存在だったBBSです。ところが、ここもすぐに落ちるなど、運営ががたがたになりました。その前のサポートBBSのSYSOPを徹底的に攻撃した本人が同じ状態を引き起こしたのです。そのSYSOPは突然サポートを辞めると言い出し、さらにK版作者に二度とK版を使わないから金を返せという理不尽な要求をしました。そして実際に返金されたのにも関わらずそのままK版を使い続けました。本人はどうやら別ルートからK版の権利を買ったそうですが、その間、少なくとも1週間は絵理香を権利無しで運営していたことになります。皆さんもライセンスの権利として、権利を放棄した際には全てのデータの破棄が必要なのは御存知でしょう。その局は過去ログのクリアなどの必要条件を一切満たしませんでした。そして、未だに以前のサポートBBSのSYSOPに対して謝っていません。
実はこのころから絵理香K版の作者は既に絵理香に対する嫌気がさしていたそぶりを見せます。その理由はNIFTYのあるフォーラムでBCCが書いた「一太郎がバージョンアップしないからといって勝手に二太郎を作成して販売するのは違法だ」という宣戦布告の書き込みなどもあったでしょうが、それよりもK版ユーザのSYSOP達に嫌気がさしていたためと思われます。


 

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