2000/04/11
自作の魅力の話2
前回は自作は安くない、それでも安く抑える方法があるというところで終わりました。メーカパソコンやホワイトボックスパソコンよりも自作は高い。でも、幾つかの方法で驚くほど安く、良いマシンを作ることが可能です。今回はそこから始めます。
私の自作が安く済んだ最大の理由はそのスペックが市販されているメーカパソコンとは比較にならないくらいロースペックだったからです。例えばC300A+Trio64+64Mメモリ+6.4GHDD+NICというマシンは4万円くらいで出来ます。ちなみにこの例は実はあなたが見ているこのWebPageを表示しているWebサーバマシンのスペックです。サーバならサウンドカードは必要ないですし、モデムカードも不要です。CD-ROMやFDDもOSをインストールし終わったらもう必要ありません(ぺんぎんなので本当はFDDはつけっぱなしにしてありますが)。他のマシンの自作に流用できます。結果、この程度の費用で自作できます。このようなやり方なら安く大量のマシンを自作することができます。つまり、自作が安く上がるのは極端なマシンを作った場合だということです。マルチメディアもインターネットもゲームも、なんでも出来るバランスの良いマシンが欲しいなら自作は損だということです。メーカパソコンの弱点という見方で見るなら、サウンドがハイスペックなパソコンはグラフィックもハイスペック、HDDもハイスペック、CPUだってハイスペックになってしまい、なにか1つだけ飛びぬけて優れたマシンができないということになります。音楽だけはメーカパソコン以上の自作機、HDDを100Gも積んだ自作機なんてのはメーカパソコンを買うよりも遥かに安く作れます。このことは突き詰めればメーカパソコンやホワイトボックスパソコンでは自分好みのマシンにならないということになります。結論として自作の1つ目の魅力は自分好みのマシンが安く作れるということ、つまり世界に自分だけの自分のためのマシンが安く作れるということになります。私のように自作機がほとんど全てぺんぎんなんてことも出来るのです(注意。ぺんぎんなホワイトボックスパソコンも存在します)。
1つ目と書いたからには2つ目もあります。次回は2つ目の魅力について書こうと思います。
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