ビッグライトとスモールライト ドラえもんの道具として有名なビッグライトとスモールライトだが、実は同じようなアイテムとして、ガリバートンネルというのがあるのをご存知だろうか。
ガリバートンネルは人以外は受け付けず、かつ、その大きさから、おそらく子供しか使えない上、変化率が固定という制限されたアイテムである。
これなら明らかにスモールライトやビッグライトのほうが効率が良く、汎用性も高いためガリバートンネルの存在意義はほとんどないように思われる
これは何故だろうか。
そこで、このアイテムが「ライト」であるということに注目したい。
ライト、つまり光を当てることによって物体を大きくしたり小さくしたりする。
ここでぴんと来た人もいるかもしれない。
澄んだ水底を見たことはあるだろうか。
実際よりもはるかに浅く見えるのを。
これは水中では光が屈折するため、浅く見えるのである。
実はビッグライトやスモールライトは実際に対象が大きくなったり小さくなったりするアイテムではなかったのだ。
そう、スモールライトやビッグライトは実は光の屈折率を変化させ、小さく見せたり大きく見せたりするアイテムなのだ。
これなら、ガリバートンネルというアイテムの存在意義と厳しい制限の意味が見えてくる。
いくら22世紀の科学力をもってしても、無制限に物体を大きくしたり小さくしたりすることはできないのだろう。
なお、補足ながらしずかちゃんがスモールライトで小さくなって、ミニチュアハウスで遊ぶという話がある。
現実には小さくなっていないにも関わらず、小さくなったつもりで遊ぶことができる子供の想像力には感服する限りである


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