8cm二重反転ロータファンは台風並!
8cm二重反転ロータファンは台風並!
強力なファンを安価で手に入れる方法はないか。
そんなことをずっと考えておりました。
その結果、ファンを二重化するという結論に達し、今までにCPUファンを用いた実験でその優位性を検証済みでした。
ただ、同方向に回転するファンを二重化すると、激しく高い共鳴音が発生し、気が狂いそうになることも検証済みで、それを防ぐ方法としては逆方向に回転するファンとの二重化、つまり二重反転ロータを作成する以外に道がありません。
CPUファンのときはサンヨーのセレロン純正ファンのウィングが逆向きについていることに気づき二重反転ロータに成功しています。
これを8cmケースファンにも応用したいと思うのはとして当然でしょう。
ところが、8cmファンには逆ウィングのファンが見当たりませんでした。
これでは実験ができません。
それ以来秋葉原に出るたびにファンを探していたのですが、なかなか見つかりませんでした。
そして、ついに、某ジャンク屋でまったく同じ電流を持つウィングが正方向と逆方向の8cmファンを手に入れることに成功しました。

それでは早速二重反転ロータの作成に入ろうと・・・
あ、会社に半田ごてを置きっぱなしだ。
うちの会社はシステム開発系にも関わらず、なぜか私は半田ごてを含めた工作セットを会社に常駐しており、しかも使用頻度が極めて高いのです。
余談ですがシステム開発系の会社に要求されるスキルとしては以下のものが挙げられます。
・はんだ付けができる(必須)。 1石ラジオくらいは作れなきゃ。
・陶芸ができる(必須)。 灰皿くらいは作れること。
・その他、他人にはできない芸を持っている(必須)。 金魚を丸のみできるとか。
・プログラミングができる(できれば)。 ポインタのポインタを使えても役には立たない。
・設計ができる(できれば)。 勘の方が大事。
・料理ができる(できれば)。 ついでに薪で火が起こせると尊敬される。
・スーツが似合わない(必須)。 似合ってると営業にまわされる。
・本気にしないこと(できれば)。 一部または全部、本当が含まれるかも。
一応、念の為に工具箱を漁ってもやはりありません。
部屋の中も念の為探しますか。
だいたい半田ごてを二本も三本も持っている馬鹿がいるわけがないです。
・・・・いた。

いつのまにこんな工具セットを買ったんでしょう。
私の記憶にはありません。うーん。
まだ問題は解決していません。
まさか電源に直接取りつけるわけにはいきませんから、電源に刺せるようなコネクタが必要です。
そんな都合の良いものがやたらにあるわけがありません。
電源分岐ケーブルでもあればそれを利用できるのですが・・・・ありました。

どうやら自分でも自分の部屋に何があるのか理解していないようです。
さて、半田ごてに電源を入れたら、暖まる間にコードを切って先を束ねておきましょう。
そういえば、小学校の科学工作倶楽部の顧問の先生が半田ごてのコツを語っていました。
・充分に熱くする。
・大胆にやる。
・もたもたせずに素早くやる。
・女にやるのと同じ。
先生、その下ネタは小学生には難しすぎました。
このコツ自体は本当で、私はこれを厳守しています。
ほら、こんなにきれいにできました。

あとはいつもの赤いビニールテープで被膜して完成。

早速回してみましょう。
こんなときのために私は250WのAT電源を購入してあります。

うわぁぁ、凄い風量だ!洒落になりません。
どのくらい凄いかというと、2m先で風がはっきりわかります。
3m先でもごらんのように二重ティッシュがここまで舞います。

30cm先で呼吸しようとするとかなりつらいものがあります。
同様のテストをファン1つで行ったときは、はっきり体感できるのは50cmくらい、ティッシュは1.5mくらいまでしか舞い上がらず、2m離れるとぴくりともしませんでした。
これは凄い!凄すぎる!!耳障りな高音ではありませんが音も凄い!!!
使えるかに思われました。
でも、これを筐体の中に入れたら・・・中は台風並の暴風域。
本体と電源を繋ぐケーブル類が恐らく吹き飛びます。
CPUも下手すると風をもろに受けて抜けかかるかもしれません。
怖くて使えません・・・・。
今回の実験は一応成功。でも実用は不可能っぽいです。
2010/02/05:追記
これを追証実験された人がいましたので、リンクしておきます。
風神鍛で二重反転ファン
二重反転ファン倶楽部
ちなみに私は妹のほうの管理が忙しくてこっちは更新できてません
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